ぼたもち

彼岸の入りにはなんだかバタバタしてしまって、おはぎを作り損ねてしまったので、すぐにできるみたらし団子をお供え。DSC06734.jpg

わたしの祖母は料理が得意でなかったんですが、ぼた餅だけは美味しく作ってくれました。料理は不思議なもので作る人のそのままをうつしだすように思います。おいしい、おいしくないは別にして、その人が作ってくれた料理がもう食べられないと思った時、大きな喪失感を覚え、心から淋しいとおもいます。料理はお腹だけでなく心も満たすものなんだなぁと改めて思い知らされました。

以前に当店によくいらっしゃる方から手作りのぼた餅をいただいたことがあります。細身でおしゃれなメガネをかけた壮年の男性ですので、「その男性とぼた餅」とにギャップがあって不思議に思ったのですが、折りを開けて納得。几帳面に詰められたぼた餅は、あんこをタネにして小豆の煮汁で炊いたもち米でくるんであり、ゴマ塩がふってありました。ごくごく甘さ控えめで塩味のきいたぼた餅は一見個性的でありながら素朴においしく、いかにもその男性らしい味わいでした。心に残るぼた餅です。

わたしもいつか自分らしいぼた餅を作れるようになりたいなぁと思っています。
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