割烹着のススメ

ちょっと例年より早めの仕事おさめですが、本日26日より当店はお休みに入ります。大掃除やお正月の準備で立てこんできますからね。しばらく店番をしていたせいで忙しくブログの更新も滞ってしまいましたので今年を振り返っていくつか書いておこうと思います。まずはわたしが店番の時にお客様に必ずと言っていいほどつっこまれるのが、割烹着。

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わたくしこけし、年がら年中割烹着を愛用しています。和服の時はもちろん、洋服の時も。一度着るともう手放せない、脱ぎたくない、このまま眠りたい!ほどに頼れる存在です。

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最近は白でなくていろんな色のお洒落割烹着も販売されていますが、私が愛用するのは昔ながらの真っ白タイプ。しかも昭和40年から50年くらいの古いものが理想です。現行品もあることにはありますが、サイズ展開が2種くらいしかなく、小柄なこけしには袖付けが大きすぎるのです。古いものだと、多種多様のメーカーからいろんなものが出ています。取扱いサイズと襟型だけ見てもこのバリエーションはすごいと思いませんか?しかも探せば洋服用の割烹着もあります。袖付けがごく浅く作られているのですっきりと着こなすことができます。

縫製も今物と昔のものとで全然違うのです。肩は体に沿うように3センチ勾配がつけてあるし、袖丸はヒダ取りと前面のくりカーブを工夫して、裁断。ぴったりと身につくようになっています。また肩布をつけて活動しやすいようにバイヤスになっていたりと、おあつらえ並の丁寧さ。

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そして何より、気軽なお洒落がテーマになっているのです。

古い割烹着は骨董市などでこまめに探すと案外見つかります。体をすっぽり覆うので水仕事やホコリなど全面的にシャットアウト、おまけに袖口がゴムでしまっているので一枚着るだけでもとても温かい。大掃除にとりかかるこの時期に自信を持ってお勧めするこの割烹着。お気に入りの一枚を見つけて、個性的なおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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