しりしり

最近なぜかご縁があって、沖縄から頻繁に青パパイヤが届くのです。



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今日の荷には、パパイヤ3玉、ゴーヤー2本、ドラゴンフルーツ2個。

最初は食べ方がわからずおいしいものかどうなのか不安でいっぱいだったのですが、最近では心待ちにするようになりました。

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青パパイヤの中身。

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タネ拡大。最初は気持ちが悪いと思いましたが、近頃はいとおしくさえ思えます。

レシピもいろいろ同封してくれていたので一通り試してみましたが、我が家ではソムタム(タイのパパイヤサラダ)、パパイヤの豚肉巻き、鶏の手羽元と炊いたパパイヤスープ、スパムと炒めたパパイヤイリチー、春雨とパパイヤの揚げ春巻き、を定番にしています。生でも加熱してもほんとうにおいしく万能野菜です。


しかし、難題がひとつあってほとんどのレシピに共通する過程、「まずパパイヤをしりしりします」なのです。しりしりとは沖縄で千切りのことだというのですが、包丁でひと玉を千切りにするのには相当な労力を必要とします。「白い血」と呼ばれるアクがあり、べたべたするし手がヒリヒリするし大根の千切りのようにはいかないのです。どうやら沖縄ではパパイヤをしりしりするための専用の道具があるというのを人づてに聞きましてその旨を送り主に伝えましたところ、「は?、内地にはしりしりないの??じゃあ、すぐ送るさ?」ということでやっと手に入れた・・・
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しりしり。左はクラシック版。右はラバーグリップの今風。クラシック版があるということはもっと古い100年前のしりしり、などというものも存在するのかしら?骨董品屋に並んだりしてるのかしらとおもいつつ・・・

世の中にはこんなに便利な道具があるのかと、涙が出そうなほど素晴らしい道具でした。あまりパパイヤに触れることなくランダムにそぎ切りにできてドレッシングなどの調味料が絡みやすくなり一段と料理の幅も広がります。もちろん人参大根ジャガイモなどいろんな野菜もしりしりできて夢のようです。しりしり万歳!
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