アラジンストーブ15型の修理

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アラジンストーブの修理と整備の実例、今回はシリーズ15(15型)です。
IMG_20230129_081817.jpeg今回も芯が消耗し煤が出る状態で、タンク内に灯油を入れたまま長年放置されていたものです。芯が固着しているので、芯上下ハンドル(つまみ・ノブ)を回しても全く動きません。そういった場合に無理に回して空回りさせてしまうと、芯上下ハンドルの内部ネジ交換が必要になってきますので気をつけてください。


IMG_20230129_081755~3IMG_20230127_162230.jpegマイカも油量計のレンズも共に劣化していて中が見えない状態です。


IMG_20230129_102450.jpegネジ1本まで全てのパーツを分解して洗浄します。



IMG_20230129_094234~2次にタンク内を洗浄していきます。古い灯油、タンク底に溜まった不純物、錆を全て落として洗浄、乾燥させます。


IMG_20230129_083937.jpegIMG_20230129_093324.jpeg硬くなった芯と筒の固着を剥がします。下の写真は剥がしとった後の筒の状態。


IMG_20230129_105243~2洗浄して研磨するとここまできれいになります。



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新しい芯を装着します。



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芯周りのビフォー、アフター。


IMG_20230127_162230.jpegP_20230815_075721.jpeg油量計のレンズも新しいものに交換。ビフォー、アフター。


IMG_20230129_150732~3IMG_20230129_121421~2再度組み立て燃焼確認。正常燃焼です。経年感を生かしつつ、きれいにします。

今回の整備料金は合計で21400円(税込)です。基本の分解整備、タンク洗浄、芯の固着剥がし、マイカの交換1枚、芯交換(新品の芯代込み)、油量計レンズの交換、を含みます。

古道具のささやでは、日本全国から石油ストーブの修理および整備を承っております。詳細はこちらをご覧ください→https://antiquesasaya.com


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