



輪島塗の梅唐草蒔絵四段重箱。梅に唐草という組み合わせも珍しいです。側面の金蒔絵は四段を通じて描かれています。また所々に梨地を用いることで一段と華やかさが増しています。外側は黒地で落ち着いたものですが、内側は朱塗りでお料理が映えます。蓋は2枚ございますので重箱ふたつ分としてお使いいただけます。
同じく輪島塗の薬玉蒔絵五段重箱。こちらも五段を通じて描かれる蒔絵は圧巻です。珍しい意匠は薬玉(くすだま)です。バラエティー番組などでおなじみかと思いますが、もともとは貴重な香草、香料などを錦の布で包み、造花で飾り付けをした上に五色の長い糸を垂らした縁起物です。長寿や無病息災を祈って用いられます。
特筆すべきは蓋の裏面がこれまた美しい。梨地に舞う2匹の蝶と御簾が見事なものです。こちらも蓋は2枚ですので重箱ふたつ分としてお使いいただけます。昨今では五段の重箱など使う機会はほとんどないと思いますが、これほどの技巧を用いた工芸品のような漆器は新しいものにはない良さがあります。この機会にぜひ実物をご覧くださいませ。
鯉に松の小箱。15cmほどの小さな箱です。金と銀を使った蒔絵で、鯉の部分は肉合(ししあい)蒔絵となっており、浮かび上がるような立体感があります。二つだけついている松ぼっくりも愛らしい。京都象彦製。
金蒔絵のジュエリーボックス。蒔絵は四季を織り込んだ華やかなものですが、素地は樹脂です。20cmほどで引き出し付きの二段ですのでたっぷり収納できます。未使用品。
陽刻麒麟染付皿。少し深さのある器で小鉢としても使いやすい形です。染付の器は漆器と組み合わせると食卓に新鮮さをもたらしてくれます。
源右衛門窯らしい梅枝柄の赤絵皿です。使いやすい大きさでお正月はもちろん、普段使いにも。
深川製磁の水仙柄タンブラーとピッチャー&アイスペール。一体何を飲むことを想定したのか、面白い組み合わせです。ただの筒状のタンブラーでなく柔らかな面取りが施してあることで、肌当たりがよく握りやすい形状です。また水仙の絵付けは、ふっくらと盛り上がっていて手の込んだ贅沢なつくりとなっています。デッドストック品。
錫半の錫製タンブラー。焼酎などの酒器としてはもちろん、ぜひ一度、水道水を飲んでみてください。水道水も甘露と化す錫の素晴らしさを実感していただけると思います。デッドストック品。
最後は二段の中華せいろ。大館曲げわっぱでおなじみの柴田慶信商店の製品です。現在は中華せいろは作られていないようです。木製の蒸籠は食材に水滴が落ちないので、肉まんや点心もべたつかず、ふっくらと蒸し上がります。また竹の底板には何も敷かなくてもくっついたりしません。でも、ちゃんとした蒸籠はお値段もそれなりに高価ですよね?今回は未使用のデッドストック品ですが、かなりのお値打ち価格でご提供しております。
このほかブログには掲載していない漆器類もございますので是非店頭まで足をお運びくださいませ。
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