アラジンストーブの間違った使い方

fire-gb941df786_640.jpeg
ここ数年で修理に持ち込まれるアラジンストーブを見ていて気になることがあります。どうやら火の消し方を間違っている人が一定数いるようです。
耐震消火装置がおかしいという理由で修理に持ち込まれるアラジンストーブがここ数年で増えてきたのですが、話をきいてみると消火の際に毎回耐震消化装置を作動させて火を消しているというのです。なかには足で耐震消火装置のレバーを踏んでいる人や、足でストーブ本体を蹴っている人までいました。

IMG_20211022_100540.jpg
耐震消火装置はあくまで地震などの緊急時のためのものです。日常的に耐震消火装置での消火を行わないでください。頻繁に作動させていると、ラチェットという部品のセットレバーが本体パーツに繰り返し当たることで矢印部分が摩耗してしまいます。摩耗が進むとレバーがぐるりと回転してしまって耐震消火装置が効かなくなります。その状態になってから修理に持ち込まれることが多いです。

アラジンストーブを消火する場合は、つまみを回し芯を下げて火を消します。どんな石油ストーブでも同じです。はじめてアラジンストーブを使うという場合は必ず説明書を読みましょう。どうかご安全に。
関連記事