石油ストーブの修理と整備、トヨトミ編。

飽きずに石油ストーブの話です。今回は福岡市内からトヨトミの石油ストーブの整備のご依頼をいただきました。アラジンやパーフェクション、ニッセンが古いストーブとしては人気ですが、一般的にご家庭で使われているのはそれ以外の日本メーカーのストーブが大半を占めると思います。弊店では、海外メーカー国内メーカー問わず、対流式も反射式も石油ストーブのメンテナンスを承っております。


DSCN5098.jpg DSCN5099.jpg
トヨトミのムーンライターという対流式の石油ストーブです。真っ黒のボディーに安全柵が付いていてちょっと和風のぼんぼりを思わせる可愛らしいデザインです。外観は綺麗にお手入れしてお使いでしたが、分解整備と芯交換、耐震消火装置の点検、自動点火装置が動かないのを修理してほしいということでした。



DSCN5102_20171013153032674.jpg DSCN5103_201710131533064a3.jpg DSCN5104_20171013153308b5d.jpg DSCN5105_20171013153309a7d.jpg
筒を外してみると、ホコリがたくさん。アラジンと同じく対流式は下から空気を吸い込んで上に熱とともに放出するのでどうしてもストーブ内にホコリやペットの毛が溜まりやすくなります。なので月に1回程度はご家庭でのお掃除が必要なのですが、一般消費者の方にはそのことが周知されていません。石油ストーブが掃除が必要であることをご存知でない方も多いです。

DSCN5106_201710131533104c5.jpg DSCN5107.jpg 
全て分解し、部品を洗浄、タンクは綺麗な灯油で洗浄、芯の案内筒を研磨します。自動点火装置の不具合は、金属部分のさびつきによる接触不良でした。サビを綺麗に落とします。

DSCN5108.jpg DSCN5109.jpg DSCN5111_201710131534004e5.jpg DSCN5112.jpg
芯はトヨトミの純正芯を入れ替えます。


DSCN5115.jpg DSCN5116_2017101316034097f.jpg DSCN5114_20171013160337ccd.jpg
再度組み立てて完成。今回は分解整備と芯交換で合計6200円です。写真右は点火時。小ぶりで日本製らしいストーブですね。長期間灯油をタンク内に入れたりしていなければさほど手間も料金もかかりませんので、安全のために定期的なメンテナンスをおすすめいたします。



関連記事