2017/09/19
大正期の板プレスガラス、ほか入荷。
ここ数日は朝晩が肌寒い…そんな時は、首元に子猫を2匹入れるとフニャフニャの猫毛であったかいですよー。お試しあれ…以下、本日までの入荷分です。


衛生江戸握寿司器。うーん、これでは握ってないんじゃ…押し寿司じゃないのか…など疑問は尽きませんが、お弁当なんかにはいいかもしれませんね。金属製全長31センチ。

宙吹きのガラス金魚鉢。フリルが伸びやかで良いです。

凶暴そうなガラス製のヘビ置物。5センチくらい。躍動感ある表情が良し。たぶんマルティグラスだと思います。


4センチくらいの小さなガラスの茶碗。2重構造(ダブルウォール)なので保温性が高く、見た目にも面白いです。もちろん耐熱性。菊花茶などお花やナツメなどの具?が丸ごと入ったお茶を楽しむのに最適です。冷酒器やちょっとした珍味鉢としても面白いと思います。台湾製デッドストック。


錫の茶托。よくある煎茶用の東洋趣味な細工のないつるりとした茶托です。6センチほど。アクセサリートレイにしても良いと思います。上の茶碗にもぴったりなサイズです。

プレスガラスのワイングラス。ポートワインなど飲むには最適のサイズ。
余談ですが、最近はお酒とお菓子の組み合わせを出すお店が増えてきていますね。日本酒と和菓子とか、ワインと焼き菓子など…私はお酒も甘いものも大好きなので嬉しい限りですが、若山曜子さんの大人のほろ酔いスイーツと言うレシピ本は、素材の組み合わせがとても斬新でおいしそう。しかも使ってある器がとても素敵です。外国のものが多いようですが、古いガラス食器やカトラリーなどとても素敵な器使いだなぁと感心します。確か、これと似た様なワイングラスにキルシュとブラックチェリーとチョコレートスポンジを重ねたparfaitみたいなお菓子が載ってた気がします…お酒のきいたお菓子は大人の醍醐味ですよね…


久々、KONO式サイフォン。学術誌「Circulation」で発表されたコーヒーに関する最新の研究によれば、1日3〜5杯のコーヒーは、長生きするのに役立つことが明らかになった。っていうニュースがハフィントンポストにでてましたね…

くろんぼこけし。頭の毛が毛糸でフサフサっていうのはちょっと珍しいですね。

温度計。ピンポン球に目鼻がついた上にハットまで被った人形がついています。温度を測るためだけならもちろんいらない部分なのですが、40年位前まではこういった完全な無駄というか愛らしい無駄がいたるところにありましたね。


南満州鉄道株式会社発行の「満蒙と満鉄」。小冊子ですが写真も多く、非常に興味深い内容満載です。満州は建物がとても美しいのが印象的ですね。自分で見られなかった分、かつて満州に住んでいたことのある人に会うとつい話を聞きたくなってしまいます。
若い方には満州といっても、教科書に載ってた遠い昔の話と思うかもしれませんが、戦後満州から引き上げてきた方は意外と身近にいらっしゃるものです。普段そんな話をしないだけで「あら、私引き揚げよ」と言われて驚くことがあります。私のまわりにも満州で芸者をしてた方、ご主人が満鉄にお勤めだった方、そのほかロシアで抑留されてロシア兵に棍棒で殴られた方、などなどバリエーションに富んだ方々がいらっしゃいます。そういえば近所のおじいさん(いつも自転車の荷台に白菜を積んでいた)が、元海軍空母「飛龍」の生還兵で、捕虜になったあとグルカ兵(ネパール人)に殴られた話をしてくださったこともありました。この時はたまたま軍服を着た悪徳家店主と一緒だったのでたいそう話が盛り上がったのでした…


伊藤喜のナラ材の本棚。横から見ると三角形になってて面白い作りです。昭和30年代の製品で、サイズは横幅84センチ高さ146センチ奥行き32センチ。
一瞬、伊藤喜ってなんだよ、と思いますが、ITOKIと表記すればどなたでも事務用品などでご存知ではないでしょうか。このITOKIは1890年に大阪で創業の歴史のある会社です。しかも九州支社を福岡においたのが1906年とこれまた古い…


5段木製本棚。こちらも同じくナラ材。角丸で赤ちゃんにも安心。横幅25センチ高さ36センチ奥行き30センチ。

もひとつ5段の木製小引き出し。正面から見ると引き出し面と枠の色の対比が美しいです。横幅30センチ高さ44センチ奥行き30センチ。

使い込んだ青い琺瑯のやかん。ちょっとサビくれたアラジンストーブに無造作に置いておくとイメージ通り(パタゴニアのカタログとか…)キャンプのお供にどうぞ。



大阪の新興式抽籤器。今でいうガラポンですね。わたしが子供の頃はガラガラって言ってましたけどね。チャイナマーブルみたいな玉が出てくるんですけど、チャイナマーブルを知らない人が多くて驚きますね…横幅31センチ高さ32センチ。
大正期の板状プレスガラス2種です。


いろいろな花菱が入ったような複雑な文様。64センチ×51センチ。


大きめの魚子紋様。41センチ×110センチ。古い板ガラスも最近はめっきり見かけることが少なくなってきました…