サンエムストーブ。

ちょっと珍しい石油ストーブが入ってきましたので載せておきます。2012年の過去記事以来ですので5年ぶりですね。MMM(サンエム)ストーブです。


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サンエム興業株式会社のSC-A2チェリー型。過去記事の分はSC-A3型だったので少し構造が異なります。対流型ですが、放射式になります。背面に反射板が付いていますので、ある程度壁面に寄せても大丈夫です。反射式と対流型の良いとこ取りストーブです。


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ちなみにこのサンエムストーブの良いところは、天板がたっぷり広いこと。大鍋で煮炊きするには最適です。火力の強い対流式のアラジンなどは、本来はやかんを乗せるのさえも推奨していないし、天板が狭く鍋を乗せて煮炊きするには火力が強すぎて向きません。一方、反射式のストーブは火のあたりが柔らかく長時間かけて調理できるので、お豆さんを炊いたりするのに最適です。


ただし現在廃盤になっているだけあって、デメリット部分もあります。整備士の間では、2度と触りたくないストーブなどと酷評されるほど、芯交換が困難です。すでに廃盤なため純正芯が手に入らず汎用芯で代用しますが、専用につくられたものでないので非常に装着しづらいのです。おまけに専用の新交換手順の説明書がわかりづらい…まあ数年に一度の作業ですから、それを差し引いてもなかなか良いストーブです。全体に小ぶりで背が低く安定感がありますし、反射式よりも暖かく、「ストーブで煮炊き」を主目的にする人にはオススメのストーブです。

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