2014/08/19
150年前のレンズ…
今年のお盆はまるで梅雨。というより秋雨。随分と涼しいお盆でした…『郷土玩具と土鈴』も今月いっぱいまで展示していますが、予想以上に好評で遠方からもご来店いただき店主も喜んでおります。8月も後半戦、土鈴は増強してますので、土鈴ファンの皆様お待ちしてますよー。そして今日は、まったく関係のない話を。過日、ちょっとめずらしいカメラレンズが手許にやって参りました。1866年頃、約150年くらい前の英国製DALLMEYER(ダルメイヤ)の真鍮製のレンズです。



このブログをご覧の方はご承知の事かと思いますが、私個人的にカメラに関して全く関心がありません。ただ、今回はこの150年前のレンズで撮った写真ってどんな風になるのかしら?との興味だけはあったんですね。そこで古いカメラに非常に詳しいお客様にご協力いただきました…

この美しい柾目をごらんください。マスで作ったカメラです。ダルメイヤのレンズを使って自作してくださいました。


黒い穴の空いた板は、絞り羽根と言うそうで、まさに手動で絞りの調節をするんですね。


で、升をきれいに塗装するときちんとカメラらしくなりました。


そして、肝心の150年前のレンズで撮った写真がこちら。弊店の外観です。もやもやした感じなんかは幕末の武士の写真などと同じですね。いまやPCで加工すればどのようにでも見せられる写真ですが、本物はやっぱり良いですね。嘘がない…
これだけの手間ひまをかけてこの写真を撮ってくださった方、何がスゴいって日常的に古いカメラを存分に使いこなしておられるんですね。私みたいなカメラ白痴者にいちいち説明するのも大変だと思いますが、心から尊敬します…私、古いカメラって不鮮明なぼんやりした写真ばかりだと思っていたんですよね。

これ、博多駅前の写真なんですけど…

デジカメみたいに解像度の高い写真が撮れるんですね…


上記のものはいわゆる大判カメラで撮ったものですけど、(↑これは中判)こういう形状の古いカメラですよ。すみません、白痴でもすごいと思いました。これを機にカメラに興味が持てたらもっと良いのでしょうけど…