「井上ボンボン堂」

弊店の2階にあります、掛時計修理の「井上ボンボン堂」についてご紹介いたします。



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屋号   「井上ボンボン堂」

住所   〒810-0014福岡市中央区平尾1-12-2平尾アパート2階

技術員  井上和成(昭和45年生まれ)

電話番号 092-523-3313 
携帯電話 080-5250-4230(電話は昼の12時から夕方6時まで承ります)


業務内容 機械式の置時計、掛時計の修理
*いずれも機械式に限ります。腕時計やクオーツ式の時計は扱いません。

修理料金の目安 掛時計・置時計ともに舶来品は32,000円より
        国産品は(ホールクロックは除く)15,000円より

見積もり料金は、時計修理をご依頼いただいた場合は頂戴いたしません。見積もり後にキャンセルの場合は見積り料金として5,000円を申し受けいたします。見積もりを出すためには一度時計を分解して調べる手間と時間がかかりますのでご了承ください。 




作業内容のご案内 1、機械本体取り出し
         2、修理個所確認
         3、機械分解
         4、洗浄
         5、部品点検
         6、歯車軸ほぞ磨き
         7、地板ほぞ穴磨き(ほぞ穴が変形しているときは鏨及びブッシュにて修正)
         8、時計作動に支障のある部品の磨き、交換、修正及び作成
         9、組み立て、注油
         10、作動試験
         11、時間調整



井上ボンボン堂にはホームページがありません。店舗を構えているわけでなく作業場のみでやってますので、いままでは業務委託のみで時計修理を受けて来ましたが、これからは個人からも承りたいということです。

業者からの委託業務というは、当店のような個人商店からの修理依頼はもちろんのこと、「時計修理」で検索サイト上位にでてくる老舗時計店、大手百貨店、それこそ時計を作っている日本最大手企業からの直接依頼など…自社で修理すると謳っていても、お客様の知らないところで彼のような店舗を持たない技術者に委託しているところがほとんどです。

腕時計の修理は専門学校もありますし、需要も多いのでまだまだ若い職人が育ってきていますが、掛け時計に関しては職人の高齢化と新しい製品の需要の先細りによってほぼ人材がいない状態になってきています。修理料金はできるだけ安いほうがいいというのは誰しも思うところでしょうが、ある程度お金をかけてでも…という思い入れのある時計を修理することをおすすめします。





では彼の作業場を少しのぞいてみます。
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メインの作業台。懐かしの鳩時計や目覚まし時計も相談の上承ります、ということです。
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あっちもこっちも修理待ちの時計。弊店の主力、トランジスタ時計ももちろん修理できます。

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時計修理3級および2級の技能検定合格証書。東京都知事の署名は、青島幸男と石原慎太郎。サインをもらったようで何となく羨ましい。

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時計の修理ってやっぱり手先が器用でないとダメだよね…と思い知らされたのがこちら。手作りの黒板。みなさん、黒板って作れるんですよ。ベニヤ板に黒板塗料を塗って文字は手軽に修正液で…ってやっぱり器用じゃないとできないから。最も感心した一品でした。