2011/04/27
深川製磁いろいろ・・・
お客様のご愛顧に感謝いたしまして、一部商品の値下げをしつつ第3回「和食器まつり」、5月1日(日)まで開催中でございます。1000円→600円、500円→300円など、残数の少なくなった商品等は随時値下げを行っております。一度ご覧になった方もぜひもう一度足をお運びくださいませ。以下、今回の商品の内の「深川製磁」製のものをご紹介いたします。
まずご存じない方のために、「深川製磁(ふかがわせいじ)」という会社がどんなものであるのかをご紹介します。磁器のふるさとと言われる有田で、江戸初期の慶安年間に窯の日をともした深川家の深川忠次によって明治27年に深川製磁を創立されました。「富士流水」を裏印した深川製品は、品質の高い磁器として定評があり広く海外にもわたっています。明治43年には宮内庁御用達となり現在でも愛好家が多いです。

現在一般的に使われているのが、この裏印です。

少し古いものになると、富士流水のマークのみのものもあります。

珍しいところでこんなのもあります。

この独特の深い瑠璃色も深川製磁の特徴です。またぶどうの柄もたわわな粒から縁起物のモチーフとして多用されます。

ぼかしの美しい桜柄のお茶碗。

共に蓋付のお茶碗とお湯呑。ひとり暮らしの女性にはこのようなタイプから入ってみるとよいと思います。ふたのひと手間、しとやかな女性のしぐさが養えます。

鳳凰の文様に唐草。

繊細で美しい色柄です。

柿右衛門でおなじみの柿モチーフ。

のびやかな唐草のお湯呑。

迫力の大輪の花柄の蒸し茶椀。

瑠璃に金と銀のツル。古典的なツルというモチーフを使いながらモダーンな意匠です。

上品な梅の4寸皿。デッドストックです。

瑠璃の小皿。金色を多用しながらも決して下品にならないのが深川製磁の底力だとおもいます。

のどかな山村風景のお湯呑。

立体的な柿の絵柄の花器。反対面にホンモノみたいなミツバチがこれまた立体的についているのです。一瞬ハエが止まっているのかとギョッとします。

毎年発売されます干支皿。酉年の方に。このシリーズも大いに年によって出来不出来にばらつきがあるように思うのですが、この年のは大変美しいと思います。

格調ある4寸の6角皿。

4寸丸皿。シンプルながら格調高い柄です。着物でたとえるなら江戸小紋クラス。共にデッドストック。

上2点とも共に花鳥の柄ですが、「鳥」というモチーフも食器に多数用いられます。文・武・勇・仁・信の5徳を備えると言われ、よくある酉の市では、「とりを取り込む」ということばから商売繁盛、家運隆盛を呼ぶ開運の神様として信仰されます。また鳥と一緒に盛り込まれることの多い、桐や菊、梅などは伝統的な吉祥文様であり、盛運瑞祥、健康長寿を意味します。

ピンク色がみずみずしい桃柄の4寸皿。

カエデ柄の小鉢。

ツルの角深鉢。

確かな技術に裏付けされてこそ、こういった遊びのあるデザインができるのだと思います。ツル小皿。

吸い込まれそうな花柄のシリーズ。

瑠璃の灰皿。

お茶碗とお揃い柄の土瓶と湯呑。デッドストック。
価格は50円~、4寸皿でも100円~200円が中心となっております。なお、上記商品には完売したものも含まれますのでご了承くださいませ。