おひなさま

明日はひな祭りです。いくつになってもなんとなくこゝろ弾む日です。自分のための小さな雛人形を飾って、いつもより少しおごちそうを食べたいと思います。


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ケース入りの大内雛。

山口県の郷土玩具でもある大内人形の雛人形です。伝統工芸の大内塗(おおうちぬり)と呼ばれる漆塗りのまんまるな人形は何とも幸せそうなお顔です。大内塗と言えば、去年漆塗りのガンダムとエヴァンゲリオン人形がお披露目されてましたね…ケースの大きさは横幅21.5センチ高さ16センチ奥行17センチ。






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同じく漆塗りの、紀州雛。形としては様々なバリエーションがありますが、和歌山県の県知事指定工芸品です。全長5センチ。






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京焼の土人形の雛人形。古典的で雅やかなスタイルです。同じく全長5センチ。あとは奈良の一刀彫の雛人形もあったのですが先に売れてしまいました…







雛の節句と言えば桃を思い浮かべますが、豪華な雛飾りには、「左近の桜」「右近の橘」も飾りますね。左近の…といいながら置くのは右側なのでよくわからなくなってしまったものですが、これは「御殿の中から見て左が左」なんですね。京都御所には古式に則って紫宸殿の右側に桜の木が植えてあるそうです。昨今は住宅事情や労働環境の変化もあり、家庭の中で雛飾りをするご家庭も少ないそうですね。季節への関心を細やかに持ち、道具を大事に扱うことの大切さを教える教育の場にもなっているので高価な物でなくともいいので是非ご家庭で飾って欲しいと思います。