木製可動式書類棚、ほか入荷

桜も早いところではもう散り始めていますね。花が満開の枝振りなどは着物や帯にしても気が引けるものですが、花びらだけを散らした文様はこの時期に身に纏うと、何とも言えず季節と一体になったような不思議な幸福感があります。和服の妙味ですね。以下、本日までの入荷分です。





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物珍しい形状の七角形の壁掛け時計。フランス製で1950年代のものだと思われます。外郭はベークライト製で、8日巻きのテンプ式時計です。オーバーホール済み。






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精工舎製の座敷時計。大正9年頃の製品です。15日巻き。
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精工舎のカタログにあるオリジナルは「鷲」。文字盤上部のトレードマークが以前の持ち主の意向で鷲から擬宝珠(ぎぼうし)に替えられています。オーバーホール済み。






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米国はウェルチ社の大型壁掛け時計。明治初期頃のものです。なんというか存在感そのものが異彩を放っています。日本製の時計に飽き足らないかたにはおすすめです。オーバーホール済み。







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余計な装飾のない木製の箪笥。サイズは横幅855センチ奥行390高さ104.5センチ。

着物に目覚めた女性たちがぶつかる箪笥の壁。ホントの壁じゃなくて、増えてきた着物を何に収納するか?で悩むかたが多いようです。古典的な和風の桐箪笥は高いし、今まで揃えてきたお洒落なインテリアに合わない、かといっていつまでもプラケースでは着物がかわいそう…そういうかたにもおすすめのマンションでも違和感のない木製箪笥です。





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ぶら下がり健康器ではありませんの…スチール製のラック。日本語で言うと、衣紋掛け?横幅64センチ高さ80センチ奥行33センチ。






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邪魔になったら天板を立てて、隙間にホイホイってな折り畳みテーブル。英国製。適当に切ったクッキーのようななみなみがユニークです。サイズは横幅60センチ高さ46センチ奥行51センチ。








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木製の5段ラック。コロがついてますので移動も楽々です。以前に同じようなものが入荷してましたが、今回のはすべての棚が梯子状で一枚板の棚はありません。フランス製。サイズは横幅118センチ高さ140.5センチ奥行38.5センチ。







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木製の可動式書類入れ。木製なのに可動式っていうところが鯔背な英国製。サイズは横幅25センチ高さ20センチ奥行35センチ。






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一方スチール製の書類棚。ゴム製レインブーツのような色でこちらも英国製。横幅39センチ高さ34センチ奥行23センチ。







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てっきりタンバリンが立ててあるんだと思ってましたけど、工具を立てて収納するための道具だそうです。スチール製で横幅33センチ高さ25.5センチ奥行14センチ。色使いもロゴマークもいかにも外国製っぽいけど、日本製です。






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日光みやげ。眠り猫の置物。26センチのビッグサイズ。お尻のとこの芍薬?牡丹?が妙に色っぽい感じです。


小丸ちゃぶ台、ほか入荷

福岡はほぼ桜が満開です。最近、わたしのまわりでは花の下で飲み食いする花見はしないという人が増えています。昼間のうちに花を見ながらそぞろ歩き、日が暮れてから一献、桜にちなんだ句を詠んだり、春の小唄を爪弾いたりとそれぞれに今年もまた春を迎えた喜びを分かち合うという花見が催されています。年をとったということでしょうか…以下、本日までの入荷分です。





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タッパーウェアのカルテット・ゴールドとデュエット・ゴールド。通称、タッパー重箱。
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やっぱり買ってきたお惣菜よりも手作りの肴のほうがおいしいのです。ゴミも出ませんし。着物姿で輪島塗の重箱を筵の上に広げる…というのも古風でけっこうですが、ユニクロのウルトラストレッチジーンズでタッパー重箱というのも健やかでよいものです。

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そのほかのタッパーウェアもあります。






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小ぶりの丸ちゃぶ台。二人もしくはひとり用。直径61センチ、高さは25.5センチ。ちゃぶ台を使ったことがないかた、実際に店頭で畳の上で座ってみてください。通販カタログではわからないものが見えてきます。
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ちなみに下の大きな方のちゃぶ台が約90センチ。4人で使ってちょうど良いサイズです。





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3本脚ツイストの丸椅子。座面がドーナッツで痔のかたにもおすすめ。






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小振りな木製の台。電話台、花台に。 横幅36センチ奥行27センチ高さ38,5センチ。






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背もたれ付の木製子供用椅子。






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挽き茶色のモダーン三角皿。東洋陶器製。







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10センチほどの陶製の蓋物。朱のギンガムチェックが愛らしい東洋陶器製です。KOKURA JAPAN表記。







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月兎印の琺瑯スリムポット。黄色が春らしくうれしいです。





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ファイヤーキングのプリントマグカップ。





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米国、コレールのなんともつかない形状の皿。サラダでもスープでも何でもこれに入れて食べようという魂胆が感じられます。







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白い琺瑯のボウル。白いボウルはひとつあると非常に重宝。この時期、野草やハーブなどを摘んできて、洗うときに細かな汚れがよく見えるのです。普通のステンレスボウルではこうはいきません。







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大根形の陶製おろし。抹茶色のものを多く見かけますが、黄色ははじめて。春だから…






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たくさんは飲めない甘ーいハチ葡萄酒や、養命酒製造から出ているハーブのお酒など、食前にちょっと。生活の中の大きな楽しみです。






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パイレックスの透明ガラスのカップ&ソーサー。






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マルティグラスの赤いマーブルガラス鉢、大小。





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ごはんですよー、のクリスタルディナーベル。ノリタケ製で二つあります。







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ちょっと気が早い、ガラスそうめん鉢セット。





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タータンチェックの琺瑯両手鍋。
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素敵な鍋形のしおりがはいっていて、スペインでのゲリラ撮影とおぼしき写真が多数載っています。秀逸。










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90年代の中国製レプリカとおもわれるニッパー犬、2匹。何でも金ピカにすれば良いと思っているのでしょうか。ノーマルニッパーの方は、顔が変。背中の筋肉も変。そして妙に足がデカいです。

総ガラスケース、ほか入荷

ちょっと窓を開けておくと、テーブルの上などジャリジャリになるほど何かが積もっています。春ですねぇ…以下、本日までの入荷分です。





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琺瑯の大きな温度計。60センチくらいありますかね。






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ピンキングばさみ。ギザギザに切れるハサミです。布端の処理などこれできっておけばほつれてこないので縫う手間が省けて楽チンです。







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カリタのひとりからふたり用の三つ穴ドリッパー。現在でも売られている定番ですが、制作年代によって微妙に穴の開け方や素地の色味や持ち手の形状が異なっておりなかなかに赴き深いものです。






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ファイヤーキングの小振りなグラタン皿。外側はキラキラピーチラスター色です。直径12センチほどで小さなホタテのシンプルなグラタンなどにするといいですね。オムレツとパンを添えれば立派な夕食になりそうです。






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傘がつや消しゴールドメタリックの個性的な形状の天井照明。
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電球が直接見えないので目に優しく柔らかな明かりです。






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横幅20センチほどの木製状差し。






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木製帽子ハンガー。こけしのような形状です。30センチほど。







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スタンド灰皿としてどうぞ…伸縮自在です。







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ドイツ製のカギフック。板がいいですな、板が…






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四角の横長総ガラスケース。棚板1枚の2段です。サイズは横幅61、5センチ奥行31センチ高さ32センチ。








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もうひとつ、台形型の総ガラスケース。こちらは棚板2枚の3段です。サイズは横幅61、5センチ高さ42、5センチ奥行31、5センチ。



歯医者さんの小瓶、ほか入荷

なんだか一気に春を飛び越えて初夏の陽気です。以下、本日までの入荷分です。





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TOTOのミニ洗面台。12センチほど。一体何に使いましょうか…






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マカロニみたいなモダーンな花器。






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表面のちりめん皺が怖い、モダーン花器。





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琺瑯のお盆2種。直径50センチほどの大きなものです。富士山柄の方は4枚あります。







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朝顔状の大きなガラス鉢。直径30センチほど。白い螺旋に吸い込まれそうです。





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こちらも直径30センチほどの四角のガラス器。インテリアのアクセントに。






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セロハン色のガラス小皿、各種。





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チョコレートの海を渡ってきた、というようなぬるりとした馬の置物。







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表面は清水焼き、中身は魔法瓶です。パパポット、という名前にもグッときます。これさえあれば、家庭における父の威厳が保たれることでしょう。






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歯医者さんのガラス瓶。

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昔はホントに治療中にこういう瓶が目に入って痛いのに相まって恐ろしいイメージしかないですけど、今見るととても色とりどりで美しい瓶です。

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台座のガラス台も何とも言えない色合いです。右側の半透明のほうが古く、50年ほど前のものです。





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青いガラスのアルコールランプ。







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優雅な花形の陶製燭台。

硝子ランプ、ほか入荷

啓蟄を過ぎて、福岡は急に暖かくなりました。目に見えて桜のつぼみが膨らんでいます。以下、本日までの入荷分の一部です。





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卒業、入学シーズンになると毎年問合せがあります。地球儀。






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グレーにピンク、ってとても春らしい組み合わせだと思っています。ファッション誌でも春になると必ず登場する組み合わせですし、着物の色あわせとしても薄鼠の無地紬に同じく桜色の紬の染め帯などとても現代的で洒落ていると思います。






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桜色の陶製の猪口。







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白磁の水注様のもの。







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メロン大のプレス硝子ポット。







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ファンキーな薄紫色のミニやかん。700ミリリットル。デッドストックです。






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明治期の古いガラス瓶。3センチほどの小さなものから18センチほどの薬瓶まで、モロモロ。

古いものに全く興味のないわたくしでも、古い硝子は本当に美しいと思います。見る角度や光の具合でものすごく表情が変わるので、まるで海を見ているように見飽きませんね。








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同じく明治期の硝子ランプ。土台が白と水色の色ガラス2色になっています。古い色ガラスは独特の質感がありますね。スポンと突き抜けたような嫌みのない色合いです。







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四角いキューブ型の木製レコードケース。扉はモール硝子入り。








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コートや帽子ハンガーに。壁掛けフック。











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黒いトランク、大小2種。トランクは乱暴に扱うのがカッコイイと常々思っています。






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大振りな乳白硝子の電気笠。






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琺瑯引きの白いボウル。以前に料理家のコウケンテツさんが、ナムルを手で和えているのを見て目からウロコが落ちました。お箸より手で和えた方が絶対に美味しいと確信します。真っ白のボウルで菜の花のナムルを作るのを想像しただけで美味しそうだと思いませんか?






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うぐいす色の琺瑯ケットル。底面がモッコリしたお洒落デザインです。容量3リットル、デッドストック。

四つ丸時計、ほか入荷

珍しい四つ丸時計ほか、時計各種入荷してます。店の中が時計の時打の音で大変にぎやかになってますよ…




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米国のイングラハムのだるま型時計。通称、四つ丸。1861年から80年頃のものとされます。文字盤と振り子が寄せ木細工のように丸く作られた中に収まっています。時を知る道具としてよりも、工芸品に近いですね。現在ではほとんどがアンティークの柱時計コレクターの手中にありなかなか市場ではお目にかかりません。

サイズは横幅34センチ縦幅54センチ奥行10センチ。文字盤もガラスもオリジナルでこれだけ状態の良いものはなかなかないと思いますよ。オーバーホール済みですのでそのままお使いいただけます。8万円也。








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同じく米国イングラハムのカレンダー付八角時計。1884年頃のもののようです。

随分と賑々しい文字盤ですが、当時この時計を目にしたなら、日本にはない豊かさを感じたことだと思います。横幅31センチ縦幅45㎝奥行10センチ。オーバーホール済み、8万円也。








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アールデコ調の見るからに日本製ではないな…と思わせる風貌の大理石時計。Made in Germany、ドイツ製です。華美さはないものの、さりげなく飾って置けば、わかるひとにはわかるお洒落時計です。オーバーホール済み。横幅15センチ高さ10センチ奥行6センチ。









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日本製も負けてはいません。精工舎の「黒柿二尺頭丸絵硝子スリゲル」、8日巻きのお座敷時計です。随分と趣向を凝らした装飾の多い時計です。硝子に描かれた文様が和な印象です。横幅36センチ縦幅74センチ奥行13センチ。オーバーホール済み、10万円也。

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昔の精工舎カタログにも載っています。硝子絵が多く用いられた明治30年ごろのものだと思われます。








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少し時代がくだって大正から昭和初期の精工舎の掛け時計。全体に四角いフォルムのすっきりしたデザインの8日巻きです。横幅22.5センチ縦幅47センチ奥行10センチ。オーバーホール済みで1万5000円也。






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楕円の文字盤と海坊主のようなぬるりとした形状が個性的な置き時計。ドイツのユンハンス製です。よくよく見ると、木でできているんですね。これだけキレイにアールを付けて湾曲させるのは大変そうです。面白い時計です。