木製レコードケース、ほか入荷

人間は寝ないと痩せますね。そしてやつれます。忙しいのもほどほどにしたいものです。以下、本日までの入荷分の一部です。ブログの更新が追いつかず申し訳ないのですが、店頭には随時入荷商品を追加しています。お散歩の途中にでもお立ち寄りくださいませ…




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現代仏壇と間違えられることの多い、立派なレコードケース。サイズ感が似ているのでしょうか。真似したのは仏壇のほうです。
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観音開きの扉のツマミは金属製ですが
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引き出しのほうの取っ手は、木製。凝った作りです。
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レコードケースですから細かく棚が分かれています。







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丸椅子。








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背もたれつきの木製椅子。妙なバランス。






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ポップなオレンジの琺瑯鍋。小ぶりな18センチ両手鍋。







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軍猪口もしくは軍杯。
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ヘルメットを模した形のものもあり、愛らしいです。内側の絵付けも割に丁寧で、よもや日本が戦争に負けるとは夢にも思わないといった世相が反映されています。






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直径45センチのド派手な琺瑯皿。







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手のひらサイズの白磁の水注。ちょっと野の花を生けても良いですね。






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天板が取り外せる長方形のテーブル。






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水色のプレスガラス中鉢。






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琥珀色のガラス小鉢。

ツルマルと金太郎のケットル、ほか入荷

今日は風が冷たいですね。普段洋服でお過ごしの方がたまに和服をお召しになると、首元が寒いといわれます。しかし慣れとは恐ろしいもので、普段和服で過ごしているのにたまに洋服を着ると、今度は背中が寒いんですね。背中に帯の無いことの心もとなさと言ったら…やっぱり普段通りが一番です。

以下、本日までの入荷分です。





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美しい金色のケットルは、金太郎印。





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銀色のケットルはツルマル印。共にデッドストック。

ヤカンというのは各社が本当に工夫を凝らしてあって、形状の多様さには舌を巻きます。そういえば、昔の暮しの手帖でもヤカンの商品テストがありましたね。お湯の沸く速さとか、匂いとか…以前はじいさんとか、ヤカンに直接口をつけてお茶などを飲んでいる人がたくさんありました。子どもが真似をすると、お行儀が悪いといってすごく叱られたものですが、最近はそんな人いませんね。





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「絶対汁の漏らない安全菜入」、この文言を見ただけでも、当時どれだけ沢山の人が鞄の中に弁当の汁をこぼしていたか、うかがい知れますね。







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マルティグラスの渦巻き大鉢。






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木製の額。








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ハーモニカ。






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落ち着いた木調の明治時計。ガラスにキラリとカット入り。オーバーホール済み。






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精工舎の船時計。

興味のない方は、普通の丸い掛け時計時計といったい何が違うのか?と思う方もいらっしゃるでしょう。一般的な昔の時計は振り子式の機械で動きますが、船時計はテンプ式と言われる機械で動きます。これは振動に影響されないので船や列車などで広く使われました。こうしたタイプの時計を一般的に「船時計」と呼ぶことが多いです。普通の掛け時計でなく、お部屋のインテリアにあえて船時計。わかる人にはわかる、このひとひねりがお洒落。







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子ども用の机と椅子。米国製で机と椅子がつながった一体型。
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机は飛行機についているような片方だけ角丸。椅子の足には滑り止めあり。座面したには荷物置きあり。堅牢で実用的。

ユンハンスのキッチンクロック、ほか入荷

例年に比べ暖かいと言いつつも、木造平屋建ての我が家は寒いです。朝はストーブを焚きます。全国の市町村では今年のストーブばやりを見越して石油ストーブによる事故に対し啓発活動をしていますが、果たしてどれほど効果があるのでしょうか。よそ様にもご迷惑がかかりますので火事だけは避けたいところです…以下、本日までの入荷分です。





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ドイツ最大の時計メーカー、Junghans(ユンハンス)の振り子式キッチンクロック。
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本体が陶磁器でできたキッチンタイマー付きの時計をキッチンクロックと総称しますが、これは時計機能のみです。陶器ならではのつるりとした表面は杏仁豆腐のようです。
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壁に取り付けゼンマイを巻くカギでロックを外し、可愛らしい鈴を引くと振り子が動く仕組みです。オーバーホール済み。








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大正期の精工舎筋硝子座敷時計。
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振り子はパイプ型、ガラスは厚手で板チョコのようにカットが入っています。
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文字盤は琺瑯。小ぶりで端正な時計です。オーバーホール済み。







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セイコーの大理石トランジスタ置時計。
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重厚な大理石と乾電池ひとつで動く手軽さ。バランスの妙味。








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銀製の鶴亀菓子切り。
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作りが細やか過ぎてカメラでは写せません。お見事。こういったモノは古いもののほうが秀作が多いですね。新しいものは作りが甘い。残念ながら技術は確実に失われているのだと実感します。

お茶をたしなむ人はもちろんのこと、おうちでも羊羹食べるとき必要ですから。フォークじゃ味気なし、爪楊枝では切れず、の羊羹には菓子切りが欠かせません。よくある金襴緞子のきらびやかなものでなく、さっぱり小粋な縁起の良い松の緑色の木綿のケース入り。







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蛇腹のカメラ、The Pearl。現状です。


 

タツノオトシゴカップ&ソーサー、ほか入荷

義母が電話で、「今は地殻変動が起きてるからめまいを感じる人が多いんだって…」と言っていました。真偽のほどはともかく、身の回りでもめまいの悩みを抱えている人が思いのほか多いので驚きました。私はこれでめまいを克服した!的情報をご存じの方いらっしゃいましたらご教示いただけますと幸いです。

以下、本日までの入荷分の一部です。



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水滴とペン立てが一体になった便利な?道具。






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灰色のプレスガラスの筆置き。






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むっくり厚手の赤被せ切子灰皿。





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ただの風車の置物かと思いきや、オルゴール付。曲は洋風な作りに反して「荒城の月」。
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しかもカワイイ女児が飛び出るおまけつき。






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手のひらサイズ、約10センチ径のガラス金魚鉢。愛らし。





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コンパスと水平器が一体になった便利な道具。
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これ、コンパス。
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これ、水平器。






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ハクキンカイロ。






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写真を裁断するための小さな裁断機。





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どこでも電圧が測れるポケットメーター。測り放題。





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ブリキの箱。同じものふたつ。飾らないけどお洒落、みたいな生活にあこがれる人のための道具。






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3段小引き出し。最上段だけ間仕切りがあるようですね。







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小さきモノたち、3点。
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左から東洋陶器製のミルクピッチャー、昭和硬質陶磁器製の楊枝入れ、かご編みの楊枝入れ。注目すべきはカゴ。こんな小さいの、編めったって編めないよ。





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真っ黒の地にビビッドなタツノオトシゴのカップ&ソーサー。5客揃い。そういえば、来年の干支は辰ですね。
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組み合わせの妙、としか言いようのない可愛さ。さすが香蘭社。感服いたしました…。

「暮しの手帖」

明日から九州場所が始まるとは思えない暖かさの週末ですね。昔は町にお相撲さんがちらほらすると、朝晩が本当に冷え込んでもうすぐ冬が来るなぁ…と実感したものです。


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「暮しの手帖」今昔、100冊以上入荷してます。価格はどれでも1冊200円。じっくり選びたい方はお早めにどうぞ。以下、暮しの手帖をご存じない方のためにも一部内容紹介を…







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右手半分にあるのは昭和20年代後半から30年代のものです。まだまだ戦後の物資不足ゆえ紙も茶色く質も悪いです。昭和31年の巻頭特集は「米の配給」について。昭和39年になると、「プリンの素の食べ比べ」などが行われだいぶ生活に余裕が感じられます。


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「暮しの手帖」といえば、商品テスト。1960年と62年には石油ストーブの各種比較が掲載されています。ストーブ好き必携の号です。1963年には各社の扇風機の商品テストもあります。


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左半分は1970~90年代までのもの。80年代半ばにかけての美少女の表紙は影絵で有名な藤城清治さんによるものです。以後の表紙は一転して印象派の絵画のようなやさしいタッチのクレール・アステックスさんのものに変わります。
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1977年生まれらしい石油ファンヒーターの商品テストも続々と行われています。最初は各社揃って木目調なのがすごいですね。価格もおおよそ68000円前後と驚く値段です。その5年後にはほぼ現在と似たような無味乾燥なデザインとなっています。このころでさえ、気密性の高くなる住宅での換気の問題が浮上しています。



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1984年には「なぜアメリカ人はあんなに運動するのか?」走るのは良いけど上半身裸です。また、「アメリカのサンドイッチ」肉はさみ過ぎです。このころから90年代頭までは、巻頭特集で毎回ヨーロッパやアメリカなど外国の特集が組まれています。バブル…


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90年代には続々と最新家電が。MDプレーヤーはこのころ48000円。ファジィ洗濯機のファジィとは何なのか?など、新しいものについて行くのに躍起です。そんななかでも生活に密着した「暮しの手帖」ならではの特集も「石油つぎポンプ商品テスト」、「天ぷら油は何回使えるのか?」、「もしも五十肩になったら…」、「冷蔵庫の脱臭剤商品テスト」など興味津々です。




「暮しの手帖」を読み返せば日本が丸ごとわかります。昔を懐かしむも良し、生まれ年の号を探すも良し、時間をかけて立ち読みしながらお選びください。

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