四十九日

本日2月28日はカレンダーにはビスケットの日、コメの日、そばの日、と書いてあります。そして我家にとっては…おいなりさんの四十九日です。遅ればせながら本年の1月10日の早朝、我家のニャンコのおいなりさんが他界いたしましたこと、この場を借りてご報告いたします。

6年ほど共に暮らしましたが、毎日外を駆け回って遊び、おなかいっぱいご飯を食べて、家の中でぐっすり眠り、猫にとって楽しい人生(猫生)を送ったと確信しております。また最後は布団の上で夫の腕枕で特に苦しむことなく寝たまま息を引き取りましたので送る側としても悔いはありません。交通事故等でなく、刻々と命を終えるところを見守ることができ本当に幸せだったと思います。そしてこのブログをはじめてからもたびたび写真等掲載してまいりましたが、同じく猫好きな方々にたくさんのご厚意あふれるお声を頂戴いたしましたことに心より感謝申し上げます。

木製家具類入荷

ここ数日は暖かくなり、今日は梅見日和ですね。桜のお花見はにぎやかすぎますけれど、梅のお花見は物静かに見物している人が多いので人出が多くとも楽しめます。


以下、本日までに入荷分です。





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見るからに材質の良い本立て。

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しっとりツヤツヤの肌合いの木です。この棚自体がどっしり重たいので、重量のあるものも安心して載せられます。

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程よい間隔の3段。







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2段積みの本箱。

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ちょっと遊びのある昔のガラスを入れています。

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上段は棚板2枚の3段。

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下段の下部は引き出しふたつ付。








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すっきり文机。

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ちょっと手紙を書く、ちょっと繕いものをする、などの用事に便利な大人向けの小机です。






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中ぶりの和風になりすぎない和風本箱。

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梅入り。松竹梅までいくとちょっと民芸調になってしまいますが良く見ると和のモチーフというバランスが絶妙です。

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下部には引き出しふたつ。逆さ富士のような簡潔な持ち手。

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広めの間隔で棚板2枚の3段。

お手持ちの本の量に応じて大きさをお選びください。良く手にとる本は戸の無い本棚に、大事なハードカバー本など日焼けにも気を使いたい人はホコリも避けられる本箱をどうぞ。電子書籍派の人は…食器棚や飾り棚としてどうぞ。







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ピンクと黒の格子柄飯茶碗。

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キッチュなプリント柄のチェックではなく、水墨画の様に濃淡と揺らぎのある手描きの柄が良く見るとロックな飯茶碗です。ヴィヴィアンウエストウッドが好き…というような女の子に使ってほしいと思います。

東芝スタンドライト、ほか入荷

今年に入ってから、去年よりもブログでの商品入荷案内の頻度を減らしています。わたくしが私事で忙しいもので…なるだけ時間のあるときに掲載するようにしていますが、商品はブログに掲載していないものも含め随時、修繕、メンテナンスができ次第店頭に入荷しておりますので、思い立ったときにでもふらりと足を運んでいただけましたら幸甚でございます。


以下、本日までに入荷分の一部です。

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セロファン色のカラフルな5色皿。





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マルティグラスの丸小皿。

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マルティグラスは一枚ずつが手作りですので微妙に表情が異なり、多用途な使い方ができる食器です。銘々皿、デザート皿として和菓子を盛ったり、ガラスコースターとして透明なグラスを乗せたり…いろいろ楽しめます。







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青と白のギンガムチェックの小丸皿。

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日本的にいうと、格子です。

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モダーンさを意図していないところが、嫌味のない有田焼。






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カガミクリスタルのロックグラス。バカラは重すぎるという人にはやはり日本製のクリスタル製品をおすすめします。







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真っ赤な傘のスタンドライト。東芝製のデッドストックで美品です。

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クリスタル調のプラスチックがキッチュ。

SEKOレディースウォッチ3種、入荷

最近めっきり手巻きの腕時計をしている人を見かけません。身の回りの物に強いこだわりがある人というのは、女性よりも男性に多いですが、そういった男性がうんちくと共に彼女にプレゼントするのに最適な腕時計3種、入荷してます。来月はほら、ホワイトデーもありますから…



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セイコーの女性用腕時計。手巻きです。

手巻きの腕時計というものを若い方は知らないかもしれません。ゼンマイを動力として動くので電池が必要ありません。携帯に依存しがちな昨今でも久しぶりに腕時計でもつけてみようか、と思った時には電池が切れて止まっているという体験をする人もいるでしょう。大体時計屋さんで電池交換は1000円くらいでしてくれますが、めったに使わないから…と思ってそのまま放置している人も多いのではないでしょうか?手巻き時計ならその点、使う時に巻けばよいのでエコですね。

そしてこの3種に共通するのは、時間を知るための道具としてというより、より華奢に、よりアクセサリーに近く、女性を美しく見せるための時計だということです。文字盤など非常に小さく親指の爪くらいのものですので、ちょっと視力の悪い人だと見えないかもしれません。しかしひとたび腕にまとえば、動きもしなやかに「こんな華奢な時計をしているんですもの、箸より重たいものなど持てませんわ」といった雰囲気を醸し出します。


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四角い文字盤にダイヤ6粒付WGP(18金ホワイトゴールドメッキ)。

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ベルトは滑らかな蛇腹状になっていますので、装着した時はブレスレットよりもバングルに近い状態になります。








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同じく四角い文字盤のタイプ。ベルトはチェーン状になっていますが、さらに細い鎖が横に一本ありますね。革ベルトと違って金属タイプのベルトの場合は金具が不意に外れると一気に腕から落下する事故が発生することがあります。この細い鎖が一本あることで、そうした不意の落下を防ぐことができます。見た目にもブレスレット2本付けのごとくより女性らしさを強調します。

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同じくWGP。







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セイコーソーラーのダイアショック。アーモンド形の美しさ際立つ時計です。

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同じくWGP。

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この一本につきましては、専用ケースがあります。





どれも美しく個性際立つ時計です。セイコーが戦後の高度経済成長期で一番躍進した時の商品だと言えるでしょうし、昨今のアンティーク風のレプリカ時計には無い凛とした上品さがあります。クォーツに比べて時間の精度が劣るという点も、丸一日動かして数分以内の誤差ですので実用面でも全く問題は感じません。いままで手巻きの時計を使ったことがないという方も、巻き方等ちょっとしたコツがありますので店頭にて御遠慮なくお尋ねください。


雛人形3種、入荷

最近は日本国中で旧家の雛人形をこぞって見にゆく、という行為が行われていますね。以前はお金持ちの家の子も貧乏な家の子も、その家庭の経済レベルに合わせた雛人形が自宅にあったものです。我家にも祖母が買ってくれたチープなケースに入ったオルゴール付雛人形がありました。よそ様の立派なひな飾りを見に行くのも楽しいとは思いますが、手作りでも大量生産の普及品であろうとも自分のためだけに用意された雛人形を自分の家に飾る、という行為のほうが子ども心に残る思い出になると思います。

昨今の畳の部屋がないマンションなどの住宅事情では旧来のいかにも日本的な雛人形はインテリアとかみ合わずに飾りづらいとの意見も伺います。以下、ちょっと個性的な雛人形3種、入荷。






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上方風の雅なお雛様。モノトーンの彩色というのが珍しく素敵です。しかも実は土鈴です。コロコロと軽やかな音がします。大人向け雛人形です。

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女雛。

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男雛。









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随分とくだけた雰囲気の漆塗りの雛人形。

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山口県の郷土玩具のひとつとしてご存じの方も多いかと思います。現在は大内塗の大内人形として伝統的工芸品に指定されています。







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木彫りの雛人形こけし。白地に黒のドットの袴、という随分モダンないでたちですが…

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マッチ棒と比してこの大きさ。男雛は針より細い刀を腰に差していますので驚きます。店頭でじっくりご覧あれ。

丸椅子6脚入荷

つかの間の晴れ間に仕上げた丸椅子、2種類で各3脚ずつ、計6脚。本日入荷してます。



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座面に2重丸のあるタイプ。

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ごくベーシックな形のものですが座面の板に厚みがあり、足が4本でさらにクロス棒が付いているのでかなり強度があり実用的な椅子です。

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木目の通ったものもありますので、もちろん一番お気に入りを選びたいの!という方はお早めにどうぞ。





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もう一種類は、座面がフラットでつるりとしたタイプ。

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もちろんこちらも1脚ずつ表情が異なりますので、実際に見て触って座ってお選びくださいませ。

懐中時計2種、追加で入荷

先日入荷しました懐中時計、意外とご要望が多くありまして男性向きタイプを2種追加で入荷しました。2点ともオーバーホール済み。安心してそのままお使いいただけます。




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ウォルサムの1930年ごろの懐中時計。

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WALTHAM(ウォルサム)は、時計好きな人なら知らない人はいない有名メーカーです。時計に全く興味のない私でも名前だけは聞いたことがあるんですもの。

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瞬時に見やすいアラビア数字の文字盤で秒針付。そして素人目にも針がとても美しい。青く輝いております。

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機械部分。

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蓋を開けないと見えない部分にこれだけの装飾があるってすごいことだと思います。インディアンアートを思わせる素敵な彫刻です。

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やはり、見えないところに凝るというのがお洒落の真髄なのでしょうね。








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ゴールドベースながら上品な輝きの、シチズンの懐中時計。

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控えめな印象がやはり日本製の持つ良さでしょうか。

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昭和40年ごろのものです。

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機械部分。

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2点ともに機械式で手巻きタイプです。常に携帯するものですし、置き時計や掛け時計の手巻きタイプよりも巻く手間は煩わしくないです。ちょっとした移動時間などに巻けば良いので…しかもこのチリチリというささやかな抵抗が指先に心地よく、こけしが子供のころは父の手巻き時計を巻かせて!巻かせて!とよく駄々をこねた覚えがあります。


そして懐中時計はそのまま持ち歩くとi-phoneのようにつるりと落としてしまいますので男性の場合はほとんどの方がチェーンをつけると思います。チェーンも2種ご用意。
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ズボンのポケットに時計を入れる方はこちらのタイプを。一端の輪をベルトループにつけます。

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スーツの内胸ポケットに入れる方はこちらを。棒状のほうをボタンの穴に引っ掛けてつけます。


新品のものなら様々にカスタマイズできますし、手芸用品店に行けば目移りするほどのアクセサリーパーツで自作するのも楽しいでしょう。また骨董市などでアンティークのチェーンを探すのも一つの楽しみとなります。なにも手のかからないクォーツは便利だけれどもイマイチ物足りなさを感じるという方、忙しい毎日をすこし立ち止まって自分を見つめ直す時間をくれる手巻き懐中時計をおすすめいたします。



ちなみに、こけしの私物の懐中時計は…

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