おとなの「お誂え」

自分のために作られた「お誂え」が出来上がってきたものを開封する瞬間はまさにおとなになってよかったなぁ?と実感するひとときであります。以前にご紹介いたしましたオールハンドメイド注文制作革工房のFAR EAST HORIZON(ファー・イースト・ホライズン)にて夫のメガネケースを注文しておりました。期間限定でイムズ4階に出店なさっていますが、2月14日まで!期間を延長しての出店となっております。



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麗しき艶のヌメ革メガネケース。

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この無駄の無さ!

ご覧いただきましてわかりますように、夫のメガネはフレームの形状が特殊にカーブしています。普通のメガネケースには入らないのです。もちろん購入時にはオリジナルのケースがついていたわけですが…

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四方に余裕を持たせたバカでかい作りで、ファスナー式の開閉でした。大体が、日に何度も開閉するという条件においてファスナーというのは耐久性がありません。ひと月ほどで見事にこわれました。どんなに素敵なメガネをつくろうとも備品に対する配慮が足りなければモノづくりにかける誠意は半端なものになると思います。

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オリジナルのケースを持参してこちらの要望を伝えたら目の前で、的確で素早い採寸、そして豊かなデザイン力により鮮やかに図面を描いてくれます。耐久性があること、片手で開閉ができること、なるだけコンパクトに収めること、経年によってより愛着が増す素材であること、などなどこちらのわがままは尽きません。すべての要望にこたえ、確かな縫製により作られたメガネケースはまさに職人技です。

オーナーの木船さんとのやり取りは、あなたのために最高のものを、という真摯な姿勢伝わってき本当に充実感があります。パソコンでピコピコっとするだけで何でも自宅に居ながら買い物ができると思っている人たちには思いもよらないでしょうが、大人の買い物の楽しみは信頼のおける人間関係に集約されると思います。心から充足感を得られるおとなの「お誂え」、みなさまも如何でしょうか?




オールハンドメイド注文制作革工房
FAR EAST HORIZON(ファー・イースト・ホライズン)

期間   2月14日(月)まで延長して限定出店中
  (期間中毎週火曜日は本店工房での制作のためイムズ店はお休みとなります)
場所   イムズ4階パワコンアベニュー内
連絡先    090?8225?5483
e-mail   f.e.horizon@ezweb.ne.jp
HP  http://www.far-east-horizon.comそのほかの商品やブログもあります

天然石カフスボタン、ほか入荷

ひきつづき、商品入荷案内です。




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七宝焼の蓋物。

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用途不明ですが、縁起の良い龍の文様です。






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2段小引き出し。

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天然系小引き出しとは一線を画す、木目が美しくゆかしい引き出しです。






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6段小引き出し。

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丸いツマミがシルバーでモダン。






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日本興業銀行の細ーいシャープペンシル。






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水筒。








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キューピー各種。





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べっ甲や珊瑚の天然石カフスボタン、タイピン、いろいろ。

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クモブローチ。

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ねこイヤリング。

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ものすごく緻密な象眼の龍カフスボタン。

後ろに見えるのは本真珠付ブローチ。カフス含め各種1セットどれでも800円也。







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マルティグラスの日の丸色丸鉢。灰皿に…




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ノリタケの杯洗…様のコンポート。

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いちごのような柄。

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1934?1950年ごろと推定。






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大ぶりなノリタケのキャセロール。

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容量たっぷり、美品です。

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いかにもノリタケらしい上品な小花柄。年代は上記のコンポートと同様。






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東雲色(しののめいろ)のプレスガラス中皿。

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とても繊細な柄で美しいです。





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甕覗(かめのぞき)のごく淡い水色のプレスガラス中鉢。

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花びらのような形が珍しいです。








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ボヘミアクリスタルガラスのロックグラス。

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なかなかない大きめサイズで、ウイスキーのハーフロックや焼酎お湯割りに最適です。

吸入器、ほか入荷

年が明けてからも本当に寒い日が続きますが、毎日たくさんのお客様に足をお運びいただきまして驚くほどです。みなさま、アリガトウゴザイマース。

以下、直近入荷分です。



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ゼネラル吸入器。

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現在のスチーム吸入器は電熱ですが、昔のものはアルコールランプを熱源とします。

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ガラスも趣があって姿良し。

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共箱に使用法説明付。







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こけしアルマイト弁当箱。

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個人的には手作りの針山や小さなハサミなどをいれて和裁教室に行くときの簡易裁縫箱として使っています。軽くて丈夫で持ち運びにとても具合が良いのです。






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カメレオンのような筆置き。







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ポータブルレコードプレーヤー。

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コンパクトで軽いです。

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ナショナル製。







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天使人形、ぞろぞろ。千趣会です。








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蓋付ガラス瓶。

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蓋裏に、MADE IN JAPAN.






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プレスガラスの冠水瓶。

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寝しなに寝室で本を読みながらウイスキーなど舐めるときに、チェイサーとして水を置いておくと本当に便利。






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首振りフロッキー犬。優しいおめめです。






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小ぶりな簡易本立て、2段。

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背にはチューリップ。






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ビッグサイズやかん。






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シッカロール箱。

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お母さんが手にしているのは目玉のおやじにしか見えません。







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小ぶりな壁掛けの鏡。






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マルティグラスの平鉢各種。

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うぐいす色。

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常盤緑(ときわみどり)色。

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濃紅(こいくれない)色。

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深紫色。

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暗紅色(あんこうしょく)。

実用車入荷

去年末に整備が出来上がってきていましたが、生憎天候が不順な日が多くなかなか店頭に出して置くことができませんでした。久々の自転車入荷です。

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丸石商会(丸石自転車)の実用車

ここ数年は健康志向と節約志向に後押しされたのか、大変な自転車ブームだと言われていますが、古道具屋が扱う自転車というのも地味ながら愛好者が多いのです。「実用車」というのは重いものを積んで運んだりするための堅牢な自転車のことです。現在でも新聞配達や郵便配達などで使われますしブリジストンなどが作っています。対して、子どもから女性までラクラク乗ることができるのは「軽快車」とよばれます。いわゆるママチャリもこれに含まれます。

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漢字の石を丸で囲んだトレードマークがとても素敵な自転車です。

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カンガルーのエンブレム付。

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ここにも丸石。

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革サドルです。雨の日に外に出さないのは、革サドルが大変雨に弱いからです。自転車なので雨ざらしにしても良いだろうと思うかもしれませんが、このような自転車は個体数が少なく代替の部品を探すのも一苦労です。なるだけ丁寧にメンテナンスしながら末永く使って欲しいと思います。

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ライトはナショナル。古い自転車にも部品をカスタマイズする楽しみがあります。骨董市で状態のよいサドルを探したり、格好の良いリフレクター(反射板)をつけてみたり…郵便車の払い下げの場合は赤いまま乗っていると叱られますから、好きな色に再塗装したり、と実用車の楽しみは奥が深いです。

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一般的な黒塗りの実用車よりも軽快車に近い作りで、パンツスタイルなら女性でも乗ることができる重さです。実用車入門編として如何でしょうか?







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ちなみに本格的な重荷用の実用車は、このようなタイプです。これは夫の自転車、サン号で2007年のNO!(エヌ・オー)にてミンナの宝物、という特集の時に掲載してもらった自転車です。大名の悪徳家の店主は実用車好きで複数台保有していますが、荷台にサーカスの様に家具を積み上げて運ぶ姿は一昔前の大名の名物のようなものでしたね。

毎日の生活では軽快車で不自由ないと思いますが、いざという時にはママチャリやロードバイクではモノを運搬するのは非常に困難になります。実際に阪神淡路大震災の時には水など重いものも大量に積載できる実用車が本当に役に立ったという話も耳にしました。武骨な外観ながら立派な自転車なのです。