お待たせのアラジン入荷

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長らくお待たせいたしました。アラジンストーブ39型グリーンが1台、本日追加で入荷してます。

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新品同様ピカピカでございます。しかも芯クリーナー付。



エアコンでは足元が冷える、ファンヒーターではお肌が乾燥する、といった悩みにも…対流式ストーブで足元までぽかぽか、灯油は燃焼時に同量の水分を蒸発させますのでお肌もしっとり、な石油ストーブは女性の味方です。ニャンコもワンコも寄り集まってくる石油ストーブは如何でしょうか?

正しい古道具の値切り方

先日、いつも骨董市に出店している同業者との話で思うことがありましたのでひとつ。その同業者の方は、次回から骨董市への出店をとりやめるというので、なぜか聞きましたら商品の値切り方があんまりな方が多くなってきたので、わずかな収入を得るのに割に合わないということでした。

客  「これって安くなりますか??」

業者 「(値札には3000円の商品)それじゃもう1000円でいいですよ」

客  「え?、100円になりませんか??」


わかりやすく言うと、こういったことです。骨董市は学校のバザーなどと違って、仕事として商品を集めて売りに来ているわけですから、業者の提示する値段を無視した値切り方は、はっきり言って失礼です。ここ数年の天然系古道具人気はそういった類の雑誌類から端を発していますが、そうした雑誌やフリーペーパーなどにも「骨董市は値切るのも楽しみのうち!」といった文言が書いてあるものも多いです。たしかにそれは本当のことですが、値切るのにも暗黙の了解、ルールというものが存在します。


客  「このAとBとCとDは、いくら?」

業者 「Aは2000円、Bは3500円、Cは1000円、Dは500円です」

客  「じゃあ、これ全部もらうから、このD(一番安価な商品)をひとつおまけしてくれない?」



これが、一番王道の値切り方です。数万円の商品一点だけを値切りたいという場合は正攻法で「これ、いくらか安くなりますか?」と聞く方法が妥当でしょうが、あまり商品単価の高くない商品を値切って購入したいと思っている場合は、ほかに欲しいものを見つくろって、複数個買うから値引きしてくれ、というのが妥当です。



骨董市などに出店する業者は、店舗とは違って、その日一日の売り上げを見積もって持ってきた商品の価格を振り分けることがほとんどです。たとえば「今日の荷物は全部で5万円で仕入れてきたから、今日1日で15万円くらい売り上げが上がればいいかな」という風に考えます。ですので、朝一番にもってきた壷がひとつ12万円で売れたとしたら、そのほかのものはさほど高く売らなくてもいいや、と思うわけです。

または、Aはやむを得ず5万円で仕入れてしまったがあまり高くは売れない商品なので6万円の値段をつける。それをお客が来て「1万円にしてくれ」といわれても無理なのです。信頼ある業者間では、その辺りは正直に話し、Aはこれでぎりぎりの値段だからまけられないけど、B?Eは利益が出ているのでまとめて買ってくれるなら半分の値段でいいよ」といった風にです。




そして、店舗の場合。個人的な見解ですが、お店でついている値段を値切るのはもっと失礼です。骨董市のように一期一会で買い物をするでなし、お店の看板を背負ってものを売っているわけですから、店主はそれぞれに自信をもって商品を買い付け、メンテナンスし店頭にならべて、商品の価格をつけているはずです。それを、はじめてお店に来た人が、「これってついてる値段より安くなるんですか?」といったようなことを言うのはお店の人の仕事に対する侮辱です。あえて値切らせるための高い価格設定を行っている店もあるでしょうが、例外的なものです。

また、そのお店にとっての上顧客(毎月かなりの金額を買い物してくれるお客様)の場合は、お礼的な意味を含めて値切り交渉が通用する場合も多くあるでしょう。そこまでの信頼関係を築くのには、ある程度の時間とお金がかかります。またそうした買い物慣れしたお客様というのはツボを心得ているので、毎回値切るようなことはしません。






欲しいと思ったものを安く買えた!というのは実際楽しいことです。ですが矢鱈な値下げ交渉は、相手に不信感を抱かれますし、骨董市などでは、お客とケンカ寸前にエキサイトしている業者や、あんたには売らない!と啖呵を切っている業者もたまに見かけます。くれぐれも、売っている相手への尊厳をもってお買い物にのぞんでほしいと思います。

パーフェクションストーブ、ほか入荷

本日の分も含め、以下直近入荷分です。




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米国のストーブ、パーフェクションオイルヒーターが一台追加で入荷してます。

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製造時期の違いによるものか、塗装の色艶もかなり異なります。今回入荷した分は右側、ツヤっツヤです。茶色の色も濃く、白と茶の境目のぼかし具合も大きく異なります。全体に傷なく美品。パーフェクションの名前の通り、不精な人にも扱いやすいストーブです。








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ビニール張りの子ども椅子。






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ケース付きの小ぶりな三脚。

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日本国製だと思います。






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メロン型小物入れ。

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ガラスの縮れが、まさにマスクメロン。はっきり言って、こんなもの今現在に作るメーカーはありませんね。ユーモアあふれる一品です。








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デキャンタ。

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イボイボ。







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背の低い丸イス。







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小さな八角イス。







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一風変わった2灯式スタンドライト。

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上でも下でも。






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チーン、です。何とも上品な音色。









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トランジスタ目覚まし時計。

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シチズン製。






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革トランク。

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中身。






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建具。建具の使い方がわからないという声を耳にしますが、新装開店のお店などで大工さんに頼んで建具に合わせた内装を作ってもらいます。最初にこうしたいな、というイメージの建具を揃えるところからです。テナントなどの場合、以前からあったドアをそのまま使うとどうしても前の店のイメージが払拭できないので、外側の第一印象を変えるのが得策です。

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和風なんだけれども、こってりしすぎない軽やかさが身の上。

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ガラスの端が白い擦りガラスになっていて、そこはかとなく上品。






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富士フィルムおよびフィルムケースおよびセルフタイマー装置。

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皮ケース付き。

「小石原焼と小鹿田焼」

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おしらせです。明日まで福岡市県立美術館で行われています「小石原焼と小鹿田焼」の展示会の招待券2枚ありますので、もしもらってくださる方がいらっしゃいましたら店頭までどうぞ。

ひとり暮らし用水屋箪笥、ほか入荷

あれだけお早めにと言っておいたのに、こうして寒くなってからストーブを探しに来る方があとを絶ちません。アラジンストーブは今のところ完売です…

以下、昨日までの入荷分です。





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「暮しの手帖」に載っていそうな、コンパクトながら実用的な水屋箪笥。当店でよく扱っている2段タイプとは違いセパレート式ではありませんが、女性ひとりでも動かせる大きさです。

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かなり小ぶりですが、ひとり暮らしの方には最適な大きさです。ひとりだから食器棚はいらない…と思っていても、数年経つうちには少しずつ食器は増えていきますし、あちこちに食器を収納したりその辺に置きっぱなしにしてしまってはホコリをかぶってしまいます。やはりきちんとした毎日を送るためには潔く食器専用の収納棚を持ったほうが得策です。

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左上の引き戸はモールガラス。

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右上はダイヤガラス。

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便利なフリースペースもあり。その下にはさらに引き出しが3つ。

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そして引き戸の中は2段。さらに最下部には引き出し2段です。寸法は高さ133.5?、奥行き38?、横幅88?です。







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普通の丸いケトルを冷蔵庫に入れてしまうと必要以上に場所を占めてしまいますが、最初から冷やすことを前提とするならこうした四角いケトルが便利です。

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夏の麦茶にポスト印。







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窓の柵。

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サビサビです。






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大きな金属製脚立。

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工業系古道具のかおり…これもサビサビです。






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黄と緑の大きなツートンガラス皿。





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堅牢な三脚。

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旧西ドイツ製。





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黒羊の温度計。

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金色のモヒャモヒャがフサフサです。








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アルマイト弁当箱。







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お姫様用の手鏡。

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映り良し。個人的には歯磨きの時に使うのがおすすめです。鏡を見ながらみがくのと、そうでないのとは歯垢除去率が全然違うから。





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紫のガラス小鉢。






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講談社のクッキングカード、12ヶ月。表紙もグッドデザインです。

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和洋中、なんでもござれ。

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豚肉と栗、松茸の煮込み…秋の贅沢メニューです。

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これから美味しい、牡蠣のベーコン巻き揚げ。

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クジラ肉レシピもあり、時代を感じますね。

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目からうろこの料理の基礎、付。








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微妙な小ささが愛らしい、ガラスコップ。

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赤と白は、最も日本人の心に響く色だそうです。日の丸然り、いちごのショートケーキ然り…





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同じく小ぶりな切子コップ。







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棚受け。大が4つ、小がひとつ。

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壁に打ちつけて、その上に板を渡せば棚の出来上がり。







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エキスポ、ファミリー皿。

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非実用的なデザインとチープなプラスチック素材の皿。エキスポみやげならなんでも売れるだろ的な浅はかさが懐かしいのです。

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この時代に象徴される「ファミリー」とは現在の日本ではすでに崩壊したのではないでしょうか。

カガミクリスタルのグラビュール

クリスタルガラスといえば、何とかのひとつ覚えのように外国メーカーを好む人も多いですが、日本にも素晴らしい技術を持ったガラスメーカーはたくさんあります。とくに皇室御用達としても有名なカガミクリスタルの商品は素晴らしいです。



カガミクリスタル株式会社は、茨城県龍ケ崎市に工場を構えるクリスタルガラスメーカーの会社です。Wikipediaによりますと…現在、250以上の日本大使館・領事館で公式に使用されており、ガラス食器メーカーとして日本を代表する存在の一つであり、ガラス食器の他、花瓶・灰皿、江戸切子・オブジェ等の工芸品、オーダーメイド品、ならびにウイスキー瓶や香水瓶の制作を行なっている。各務(カガミ)鑛三の伝えたグラヴィール(エングレービング)工法を得意とする特徴がある…となっています。

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そのグラビィールというのが、これ。

もとはフランス語のgravureなのでグラビュールと発音したほうが正しいと思いますが、単語の意味としては版画、彫版、カッティングなどの意味があります。日本では一般的に彫刻刀で金属やガラスに彫りを施していくことをいうようですが…

カガミクリスタルで行っているグラヴィール彫刻は、カッパーホイールエングレービングと呼ばれる技法で、グラヴィール彫刻の中で最高のものと位置づけられます。この技法は回転軸にとりつけた銅の円盤に油で溶いた細かい金剛砂をつけて、グラスなどの表面に描いたデッサンを根気よく彫り込んでいくもので、更に艶だし、ボカシを施す事により、カット技法では得られない繊細で陰影に富んだ表情をもたせることが出来ます。この技法を持って製作されたクリスタルガラスは、まさに最高級そのものといえることでしょう…以上カガミクリスタルHPより抜粋

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要は、高い技術を持って製品を作っている、ということですね。この3つはぶどうの柄のブランデーグラスですが、誠に美しいものです。これくらい凝った商品の場合新品だとお値段が張りますが、カガミクリスタルの真価はお手頃なラインのグラスも非常に丁寧に上質に作られていることだと思います。真摯なモノづくりの姿勢が伝わってきて個人的にも大好きなメーカーです。




以下はカガミクリスタルではありませんがクリスタルガラス製品です。

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ワイングラス。

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繊細で美しいカットです。

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小ぶりでシンプルなグラス。

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クリスタルガラスでも600円也。

ゼンザブロニカ、ほか入荷

本日までの福岡三越での岩合光昭さんのねこ写真展、ついに見られずじまいで…忙しすぎるのもいかがなものかと思う毎日です。以下、本日入荷分です。




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ゼンザブロニカ、入荷です。

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格好が良いのは認めます。けれど、重いです。手首の腱鞘炎が再発しそうです。

カメラ自体の形も名前も相当個性的なカメラですが、昭和36年製造のS型、当時の標準価格で88000円。不思議な名前の由来は、作った人が吉野善三郎→ゼンザブローのブローニーフィルム使用のカメラ→ゼンザブロニカ

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レンズふたつと…

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フィルムケース付き。

大変申し訳ないのですが、わたくしカメラには疎いのでそのほか詳細は店頭にて店主にお問い合わせくださいませ。





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四角い座卓。

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木目麗しく。





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横長ガラスケース。2段です。

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御自慢のコレクション用にどうぞ…





マルティグラスもの、いろいろ入荷してます。

当店では以前よりマルティグラスの花器等を扱っておりますが、福岡にお住まいの方々には当たり前のように一家に一個くらいはあるというガラス製品です。あまりに身近なために、毎日見ているのにそれと気づかないほどです。他県からお越しくださるお客様には珍しく映るようで、よく「これは何ですか?」と聞かれます。大きく重くとても国産品でしかも数十年前に作られたものだとは信じがたいほど現代的でビビッドな配色は若い世代の方に人気があります。 

もとは福岡特殊硝子株式会社として東区の和白にあり、その後マルティグラス株式会社となって、現在は有限会社マルティグラスとして宗像郡津屋崎町に本社、工房があります。マルティグラスの製造方法は主に宙吹で行われ、昭和13年生まれの職人、山下富生氏を筆頭に福岡県美術展や日点、伝統工芸展など多数の入選歴があります。

使用にあたっての注意点は、食器類を含め熱処理は施してあるものの、耐熱ガラスではありません。コーヒー、紅茶などはもちろん大丈夫ですが、ガラスが熱くなっているところへ氷を入れたり急激な温度変化では破損する恐れがあります。また、マルティグラスの名前は、Multiple Layer Glassから由来したもので、手創りでしかでない色彩のガラスを重ね合わせて作り上げたほかに類を見ない製品です。クラフトマンの熱い情熱と炎が一体となり、輝きの結晶を生む優美な世界は、福岡が誇る美術工芸品の一つと言えます。



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手付ボウル。マルティグラスの製品の多くは、その用途を限定しない、花器、食器、灰皿、室内装飾品、はては茶道具として…幅広く用途があります。

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淡い桜色のガラスに白い花弁が散ったような、大皿。

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桜吹雪のようです。

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↑と色違いの大皿。

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淡い黄緑のガラスに白い玉。

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白い霜降り状のガラスに、桃色のアクセントの大鉢。


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内側が真紅、外側が白、の大鉢。小鉢とのセットでしたが、小鉢はすでに売約です。


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白と青の鳴門状フリル鉢。

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マルティグラスには珍しい食器、カップ&ソーサー。

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何色って言えないような不思議な色。強いて言うなら、土星の輪の色…


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干支の置物シリーズも定番です。これはヘビ。












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トリさん箸置き。





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ゴブレット。






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純銅製のコップ。常温の日本酒が好きな人には特におすすめです。時間がたっても変にぬるくなり過ぎない、何度口をつけてもひやりとした飲み口ですいすいお酒がすすみます。今夜もナミナミと…





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ピカルディじゃないですよ、国産品です。やはり同じ丈夫なグラスというのでも日本製は繊細さが感じられます。





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青い色被せ切子の酒杯。

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吉野硝子製。






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三本脚の電熱器。





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ボンボン入れ。

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万華鏡のような色柄。






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これ、ほとんどの人が持ってみてオッ!という声を上げる、型吹きのコップ。見た目に反して軽いんですね。プラスチックですか?と聞かれることも多いです。