ビールコップ、ほか入荷

今週は、仕入れ→片づけ→仕入れ→片づけでてんてこ舞いだったので入荷商品も写真が間に合わず、一部のみのご紹介です。古道具屋の仕事は、店にスカした顔で立ってる時間より遥かに汚れ仕事の時間のほうが多いです。たまに、こんな仕事がしたいんです!と希望にあふれた顔で相談に来る若い人がいらっしゃいますが、せっかく若いんだもの、もったいないから真っ当なほかの仕事に就いたほうがいいと思います。


以下、今日までに入荷分の一部。

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栓抜き、よりどりみどり。

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大ぶりのものは、両端が栓抜きになっている卓上タイプですが、このような小ぶりなタイプの栓抜きは必ず小穴があいていて、そこに紐やらキーホルダーやらをつけられるようになっています。着物を着た仲居さんがいるような料理屋の場合、たいてい帯にこの栓抜きを挟んでいますね。栓抜きのほうを帯にはさんで、根付やキーホルダー側を外に垂らすと、一見ただの帯飾り。いざ、瓶ビールとなればすばやく引き抜き、目にもとまらぬ早業でシュポン!です。

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ある一定の世代以上の人は、瓶の栓を抜くときに、栓を栓抜きでコンコンッと叩きますね。あれ、何なんでしょうか?







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青緑のガラス鉢。深さもあり、各人のお刺身用小鉢にちょうど良いサイズです。

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光が通ると陰影がすごくキレイ。







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オリンパス、ペン。先日の分はすぐに売れてしまいましたが再度入荷。こんどはシャッターは下りるものの、ジャンク。フラッシュ付き。






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古いビールコップ、いろいろ。

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リボンジュース&サッポロビール。

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キリンビールのラガー。口が水平じゃないけれど、酔っぱらってるせいじゃないよ。

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ニッポンビール。

たまに、「うちにもお宅でうってるものと同じものがあったから?」といって、現行品の金色のキリンがプリントされたビールコップをもって来られる人がいますが、困ります。違うんです、といってもわかってもらえない。プリントの稚拙さ、大きさの不揃いなグラスのゆがみや気泡の具合に漂う時代のゆるさを感じ取れるかどうかは個人の感性にもよります。






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昭和初期の古い金魚鉢も入荷してましたが、それは先に売れてしまったので、これは現行の中国製。

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古いものと二つ並んでいても、興味のない人には全く違いがわからないかもしれません。「どうしてこのふたつはこんなに値段が違うんですか?」と聞いてくださる素直な方もいらっしゃいますが、新しいガラスならそれはそれで堂々と金魚鉢を作ればいいと思うのです。あえて古いガラスをまねて作っているところに妙な媚びが感じられ、嘘くささを漂わせてしまいます。

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底面にはポンテ跡風なへこみ。どうか骨董市などで間違えて高く買ってしまう人がいませんように。ただ、デザインだけでこの形の金魚鉢が欲しい、というひとには現行品のほうがはるかに価格も安いのでおすすめです。





そのほか近日中に、2段積みの水屋箪笥入荷予定です。

アデレックスほか入荷

今年は台風の発生が少ないなぁと思っていたら、二百十日(にひゃくとおか)を過ぎたあたりから頻繁に台風の呼び声を聞くようになりました。二百二十日を過ぎたら今度は秋の社日にお彼岸、十五夜のお月見まで9月は行事盛り沢山で忙しくなります。暑い暑いとばかり言ってないで十分に準備をして迎えたいものです。

以下、昨日までに入荷分です。


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石塚硝子のアデレックスシリーズ、琥珀色のタンブラーです。

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カップ&ソーサーは、現在でも復刻された「アデリア60」がインテリアショップなどでも販売されていますが、価格が少しお高めのようです。当時から普通のガラスに比べて耐久性があることに加え、価格が安いので経済的だというのがウリだったはずなのに、現在の物価に即しても、もう少し手頃だといいと思うのです。

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中皿サイズの平皿もあり。

アデレックスシリーズは、強化ガラスですので熱湯を注いでもOK。説明書には、「少々ぐらい手荒に扱っても仲々割れません」とかいてありますが、なるだけ大事に扱ってほしいと思います。すべてデッドストック。





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オレンジ色のガラス深鉢。





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紫色の大皿、小皿のセット。

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厚手でカットが綺麗です。秋の果物、ブドウや梨を盛ると映えます。






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金色の灰皿。中心の白いレバーを押すと灰と吸殻が下に落ちます。臭いものには蓋を方式。





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見事に重い、大理石時計。これがひとつあるだけで、カネ回りの良い風を装えます。

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新日本窒素肥料株式会社、贈。チッソ分社化反対!






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木製エッグスタンド?








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日本を代表する染色家の芹沢介(せりざわけいすけ)デザインの卓上カレンダー。

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しごく和風な印象にもかかわらず独自の配色センスで他の追随を許さないお洒落さがあるデザインで人気です。幅広く商業デザインも手がけたため、意外と気づかずに芹沢デザインを使っている人も多いかもしれません。

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芹沢介は明治28年生まれで昭和59年没ですが、2010年度のカレンダーも現行販売されているようですし、没後はむかしのデザインの踏襲なのかしら?とおもいます。

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1968年から1974年までのカレンダーなので実用としては役に立ちませんが、郷愁を誘う型絵染のデザインは見るだけでも楽しいです。ポストカードサイズなので小さな額に入れて楽しむのもよいです。

ソビエト連邦写真集ほか、入荷

1991年。学校で、昨日まで教科書でもテストでもソビエト連邦だったのに、今日からロシアになります。と言われたときの衝撃を覚えています。現在ではウクライナですがチェルノブイリ原発事故20周年記念観光ツアー、なんて言うのもあって時代の流れを感じます。しかし原発内部の通常関係者以外立ち入り禁止のゾーンまで入って見学というのは大丈夫なのでしょうか?




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1991年のソ連崩壊後に独立しているエストニア・ソビエト社会主義共和国の写真集。1972年のタリン(現エストニアの首都)の様子。

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かなりおしゃれな婦女子。

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やはり急激な工業化、経済成長には女性のちから。

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靴工場。

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にこやかに毛皮を作る女性。

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注釈がエストニア語なのでさっぱりわからないのですが、不気味な楽器。

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アカんぼ…この国から日本の相撲界に入る人が出ようとは思いもよりませんでした。





そのほか旧ソ連系画集。

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キリリとした美人のドローイング系。

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やはりキリリとしたおっぱいの女性兵士。




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携帯でしゃべってる風な婦女子。

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たばこをふかす婦女子。

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鹿の被りもの、デッサン。




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ソ連版のスタイルブック。

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かなり素敵なワンピースのパターン付。






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旧ソ連製ポストカードセット。以下一部を紹介。

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ねこ。

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旧ソ連製ですが、日本のテキスタイルを集めたものもあります。

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おかっぱの踊り子。

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海パン一丁の青年。

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なんだか気味が悪いなぁと思っていたら、ガリバーシリーズのようです。

いろいろありますのでお好みでどうぞ。

鉛筆削りほか、もろもろ入荷

なんだか最近、旧ソビエト連邦に呼ばれている気がします。以下、本日入荷分です。




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セルロイドの下敷き。キレイ!





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セルロイドの小箱。





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ライオンのスタンプパッド。インク色は青です。使えます。






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温度計。






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鉛筆削り、各種。

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ハンナ・バーベラ・プロダクションのアニメキャラクター付。現在はワーナーブラザーズに買収されていますが、1957?1969年くらいまでは日本のテレビでも数多くの米製アニメが放映されていました。邦題で言うと…「原始家族フリントストーン」、「ドラ猫大将」、「スカイキッドブラック魔王」、「弱虫クルッパー」などなど微妙なタイトルのアニメ満載です。

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↑と同じCOLLEEN PENCIL COMPANYの鉛筆削り。

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三菱の鉛筆削り。






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ペン立て付カレンダー。

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旧ソ連製。意外にきちんと作られている。右の壺状のものがペン立て。





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ドライフラワー入りのブローチ。





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小さく細いシャープペンシル。

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日本興業銀行。




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オリンパス、ペン。






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軍隊手帳。





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1970年の万博、「夜の祭典」ポストカード。

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容量たっぷり。





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うちわ型はがき。





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ANAのポストカード。





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小鳥つきの状差し。




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小型本箱。

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上には本立て付。

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下は引き出し付。

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引き手。小ぶりでもたっぷり収納の実用派本箱です。

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ダイヤガラスとプレーンな透明ガラスの2枚使い。





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簡易本立て。

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仕切りの位置を好きな場所に変えられることと、持ち運びの際には外して板一枚分になる便利な本立てです。