九州の土鈴

「土鈴まつり」前夜祭、つづきます。そのほか九州の土鈴。

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まずはお隣の県、佐賀県の土鈴。

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尾崎人形の「ムツゴロウ土鈴」。現在は柳川におすまいの伊東征隆さん作でしょうか。おどけた表情が愛らしいです。

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鹿島の「河童鈴」。ひときわ目を引く鮮やかなブルーの河童です。

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佐賀といえば日本三稲荷のひとつ、祐徳稲荷があります。ここの参拝者のお土産品として発生したであろう土人形の野古見(のごみ)人形の干支人形3種。年賀切手のモデルに2度も選ばれたことで有名ですが、ポップな色遣いが人気のようです。先代の鈴田照次さん作でしょうか。







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次は長崎県の土鈴。

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典型的なおみやげ鈴ですが、「唐人おかぐら」。斬新な土鈴です。

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壱岐の無愛想な「かじか鈴」。愛嬌をふりまく土鈴がおおいなか、への字口がかえって異彩を放ちます。

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これも壱岐土鈴。「夫婦かっぱ鈴」。

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河童の顔が緑色のものと水色のものがあります。

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福済禅寺の「鬼瓦鈴」。授与土鈴のようです。現在でも授与されていますが全く顔が違いますね。生きているような躍動感があります。








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全国的にも土鈴が少ないといわれる熊本県の「ぼたばら牛鈴」。あそ、とひらがなで書いてあるところがわかりやすくて良いです。







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そして宮崎。宮崎といえば何かと話題ですが、高千穂の夜神楽も全国区で有名になりましたね。天岩戸神社の授与鈴と縁起鈴です。通常恵比寿と大黒の2個組の小さな鈴を「福鈴」といいますが、天岩戸神社は猿田彦と天鈿女(あまのうずめ)のペアの縁起鈴です。








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最後は大分。深田の石仏で有名ですね。別府土鈴です。

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大きなほうも深田の石仏だと思うのですが、作家銘と思しきサインがあります。

福岡の土鈴

「土鈴まつり」連日前夜祭といたしまして、本日よりおすすめ土鈴を少しづつご紹介してまいりたいと思います。


土鈴収集にブームがあったことをご存じの方も少ないかもしれません。第一次土鈴ブームとしましては大正10年頃、第2次が昭和初期?10年ごろ、その後戦争の激化により土鈴どころではなくなってしまうわけですが、それでも戦後少しづつ庶民の生活が立ち直って来てから第3次土鈴ブームが昭和27年ごろから今度は長くて昭和40年ごろをピークに昭和50年ごろにもまだ収集熱はあったようです。

以外に由緒あるものなんだな、というのが一般的な感想ではないでしょうか。立ち返りまして、そもそも「土鈴」とは何ぞやという素朴な質問に答えるならば、「土でできた鈴」です。もともとはその音色によって魔を払うものとしての意味合いがあるようです。現在の土鈴は神社仏閣で授与される「授与鈴」とお土産物屋などで買うことができる「観光土鈴」に大別されます。

もっとも古いものとしては縄文の昔から土鈴は存在したようですし、素焼きにほんの少し彩色された埴鈴(はにすず)は、ほとんど弥生時代のものと類似の形です。「田川の英彦山ガラガラ」などもその典型ですが、そのような土鈴が当たり前にこの平成の世のあちこちの家の軒先につるされている光景は感慨深いものがあります。



前置きが長くなりましたが、まずは地場の九州、福岡県の土鈴からご紹介したいと思います。


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これらの土鈴はただの鈴、土鈴の原型に近いものたちです。


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先ほど申し上げました「英彦山ガラガラ」をご存じない方でも、見ればあ?、知ってる!という方が大半ではないでしょうか。これは肥後のミニ下駄も絡んだ豪華バージョン。アレンジも自在です。

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英彦山ガラガラは、彩色が赤と青の2色ですが、これは5色鈴。古くて文字が判別しづらいのですが、「甲府の5色鈴」でしょうか。

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英彦山は山伏の三大修験道としても有名です。ひとつ玉の天狗鈴もあります。

文武天皇の慶雲2年(西暦705年)に日照りで国中田畑がやられたと聞いて、天皇は英彦山に使いを出し、祈願すると霊験立ちどころに現れ、日照りが解消した。このお礼に鈴を奉納したが、文治5年(1189年)に戦乱で火災を避けこの鈴を土中に埋めたが、のちにその所在が不明に。そこで肥前中原の城主に複製を作らせ、それを参詣者に分け与えたのが英彦山土鈴の始まりだと言われています。

蛇足ついでに、「英彦山ガラガラ踊り」というものもあるようです。

♪英彦山ガラガラ ガラガラ鈴は
 魔除け 虫除け 男除け ホラセ
 娘年頃 英彦山詣で 
 鈴を眺めて思案顔 ホラセ   ♪

作詞はなんと野坂昭如。田川出身の夫はこんな踊り見たことも聞いたこともないと言っておりますけど、本当にあるんでしょうか? 




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博多にちなんだ土鈴いろいろ。

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志賀島の「国宝金印土鈴」

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「博多二輪加面土鈴」どんたくの時にやっている、あの博多にわかです。

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「献上博多帯土鈴」の裏面。貝の口の男結びでキリリと粋です。

以上3点は博多土鈴ですが、井上博秀さん作の博秀土鈴です。

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櫛田神社で授与される「博多祇園山笠土鈴」。↑の集合写真の後ろ側にあるのは古色がついていて判別しづらいのですが黒っぽいのは一部小倉の山車土鈴にも思えます。

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気味が悪いけど、上手いよ。おそらく博多土鈴の「似顔絵土鈴」。

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高橋さんと一平さん。作った人の名前じゃなくて、この顔の人のなまえでしょうか。きっと似てるんだろうなと思わせる力があります。





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「抜折羅(ばきら)土鈴」。こういうのって別に土鈴好きでなくても魅力を感じるのではないでしょうか。見るだけで美しい。

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抜折羅とは、新薬師寺の十二神将のひとつ。迫力満点の博多土鈴です。

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太宰府は宝満山の竈門(かまど)神社の「宝満いなり土鈴」。顔が微妙に異なって手作り感満載です。





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そして福岡には立派な神社も多くあります。

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箱崎骨董市へ出かけたときに、お参りしてますか?本殿の上のほうにかかってますね。「敵国降伏」。意外とハトがキュートです。八幡様は戦いの神様なのに、平和のシンボルであるハトを使った土鈴が多いのは不思議です。

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「神馬鈴」。可愛い子馬さんたちです。

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そして箱崎宮は、サルものも多い。「三猿鈴」。

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小島与一作と思しき、香椎宮の「魔除獅子鈴」。


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宗像大社の授与鈴「翁面」。なぜ能面なのかというと、昔、鐘崎の岬沖から鐘を引き上げようとしたら、鐘は揚がらず、そのかわりに翁面が海中より浮き上がったとされる「沈鐘伝説」が伝わっており、この伝説に基き浮かび上がった面をつけて舞を奉納する「翁舞」という行事が毎年秋季大祭におこなわれているからです。

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郷土玩具の世界でも「太宰府のうそ」は有名です。

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「太宰府のうそ土鈴」たち。「うそ」というのは鳥です。1月7日の「うそ替えの神事」に木彫りのうそ人形が授与されます。土鈴はいつでも社務所で買えるんじゃないかな?大阪や京都、東京にも天満宮は数ありますが、各地に存在する鷽(うそ)替えの神事中もっとも古き歴史を有するもので、太宰府村大弐菅原輔正公によってはじめられたと伝えられ…とあります。全国的にうその土鈴はありますが、由緒があるといえるのではないでしょうか。

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よくみると蛇が巻きついておりますが、これも太宰府天満宮の授与鈴。

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一見英彦山土鈴風ですが、鈴に太宰府の梅が型押ししてあって意外と凝った造りの授与鈴。

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このむくむくして可愛らしいのは箱崎宮の鈴。これも鳩なんでしょうか。

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見るからに古めかしい、太宰府天満宮の牛土鈴。素朴な質感でずっしり重いです。





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敵国降伏、といえば元寇。子どもの頃、元寇防塁跡とか見せられても何の感慨もなかったですが、この兜のような土鈴、「元寇土鈴」といっても差し支えないでしょう。

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左のヘルメットのような土鈴の裏には「博多、元寇冑、弘安4年」と読めるようです。

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右のは「元軍」?

箱崎宮の授与鈴ではないようですが、朴訥な作りで魅力があります。


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福岡市内にお住まいの方でも野村望東尼山荘跡をご存じない方もいらっしゃるでしょう。去年までは草ぼうぼうで建物も崩壊寸前のような趣でしたが、何とか予算がおりて今年、山荘の藁ぶき屋根の改修工事が行われました。観光地でもないし、もちろん売店など何もないのでこんな「望東尼土鈴」があるなんて!驚きました。


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これも良く出来ている。それもそのはず、博多人形の古風な姿を色濃く残す、宗像の「津屋崎人形」の土鈴です。

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秀吉と清正。似ているんでしょうか?



少し遠出してみましょう。

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小倉といえば…森鴎外。昭和37年に勝山公園の紫川のほとりに立てられた六角柱の鴎外文学記念碑を模した土鈴。

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また、小倉には「小倉土鈴」があります。これは先代の白石喜平さん(昭和46年没)作の「河童土鈴」だとおもわれます。「音の喜平」と呼ばれるだけあって、軽やかで良く響く鈴の音がします。

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柳川の土鈴、2種。

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小さな小さな鈴。これくらいなら根付にしても可愛らしいですね。





そして最後に1点。
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三角形で、ライトのようなもの。

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ピッケルのようなもの。

三角は山を表しているのでしょうか。炭鉱に関する土鈴のようにおもいますが、資料がなくわかりません。モダンでグッドデザインだとおもいます。

以上、主だった福岡県の土鈴をご紹介してみましたが、わたくし個人は土鈴収集家ではないので知識も乏しく、間違い、見当違い等あるかと思いますが、土鈴好きの方々のお目にとまりましたらどうぞご指摘くださいませ。次は佐賀、長崎、熊本の土鈴をご紹介します。

「土鈴まつり」開催のお知らせ

全国の土鈴ファンのみなさまへ贈る?「土鈴まつり」を来月8月5日(木)より12日(木)まで開催いたします。暑さで頭がおかしくなったのではありませんのよ。北は北海道から南は九州、果ては韓国まで。総勢370点。ドレイってなんだよ!という大多数の方々にもこれを機会に土鈴の面白さを知っていただけましたら幸甚です。

「土鈴まつり」

開催期間 8月5日(木)?12日(木)


期間中8月9日の月曜日は定休日です。

真鍮ドアノブほか入荷

本日7月28日で当店も満6年となります。明日からは7年目に突入です。早いなぁ、顔にしわが増えるはずだなぁ、とおもいつつも。暑い日でも寒い日でも毎日お客様がいらしてくださるのでこうして古道具屋を営むことができます。

この場所で「古道具のささや」を始めてからは6年ですが、夫が古道具を仕事として商い始めてからは14年ほどになります。当初は店舗を持たずに骨董市などへ出店するいわゆる露天商としてはじめましたが、先日偶然にも10年以上前に倉敷の骨董市で夫から机を買ったというお客様に出会ったりと、つくづく古道具を介してのご縁を感じました。その机を転勤を繰り返しながらも今でも大事に使って下さっているとお伺いし、古道具屋冥利に尽きるものだと思いました。これからもみなさまに末永く使っていただける古道具を提供し続けていけるよう精進する所存でございます。




以下、本日入荷分です。

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こなれた真鍮のドアノブ、5個まとめて入荷。

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すべて規格は同じドアノブです。真鍮の色具合は様々です。

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もちろんピカールで磨けばみな同じピカピカの金色になるんですが、そこは古道具の醍醐味で経年変化のもたらす風合いを楽しむにはそのままで。同じくらいに経年した同じサイズのドアノブを複数個、別々に探すのは意外と時間がかかり、骨の折れるものです。ショップなど複数需要のある方はこの機会にどうぞ。







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モダーン壺。花器に。






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大ぶりのペーパーカッター。A3くらいまでなら処理できます。

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刃はこのままでもコピー用紙4枚くらいなら重ねて切れます。切るときのコツは、思い切りよく。優柔不断な人が切ると紙が挟まって破れます。






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乳白色のガラス電傘、2個。

小ぶりで縦長のシェードなので、スポットライト的に使ってください。電球が丸見えになる平傘よりも目に優しく、上品な雰囲気になります。アクセントとして使うなら狭い間隔でふたつ並べて設置すると洒落た雰囲気になります。

木製冷蔵庫入荷

北部九州は梅雨明けしました。去年くらいから、梅雨時の集中豪雨が恐ろしくこの時期はおびえて暮しています。当店のある平尾地区は薬院新川も近く、何よりほかの地域よりも水道管敷設が早かったので水道管自体が古く細いのだそうです。ですから去年は店の前の道路も冠水して床上浸水まであと3センチくらいでした。今年は防水対策に大わらわでしたが、梅雨明けでほっとしています。今年大きな被害にあわれた地域の方々には心よりお見舞い申し上げます。


以下、本日入荷の冷蔵庫です。



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2ドアの木製冷蔵庫。

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奥行きが狭く全体にコンパクトサイズです。

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中はオリジナルのままです。湿気で内扉のブリキが腐食していることが多いのですが、これは目立つ傷みもなく美品です。

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扉の持ち手は手前に引くのではなく、回転させます。


博多祇園山笠

子どものころから夏になると山笠があるのが当たり前だったので、今まで何とも思わなかったのですが、1241年から769年!もの長きにわたり今日まで行われている祭りだと思うと、すごいなとしみじみおもいます。昨今では地方の祭りは形骸化し、観光客寄せのためのものがほとんどになりつつあるなか、本来の神事としての意味を失わず機能しているのがすごいと思います。

転勤などで福岡にいらした方は、山笠に参加するいわゆる「のぼせもん」が平日に会社を休んだり、昇進を棒に振ってまで山笠のために転勤を拒否したりすることに驚かれるようです。また平日に主要道路が山笠のために通行止めになるし、主要な地域では建物の建築、解体は一切ストップします。山笠とは関係ないビジネスマンとか配送業の人は大変だろうなと毎年思います。

幸いなことに?こけしの身内にはのぼせもんがいないので、毎年飾り山を見物して鉄鍋で餃子を食べてビールを飲むくらいのあっさりした山笠見物ですが、博多の夏の風物詩、写真だけでもおすそ分け。

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ソラリアプラザの中の「水郷柳川文化薫」

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なぜかソラリアプラザ内では高千穂の夜神楽が真昼間に舞われていました。ピーヒャラピーヒャラ。



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新天町の飾り山。人だかりで近寄れず。しかしこの人だかりは選挙の演説を聞く人々。

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新天町飾り山の裏面。非常に簡素な「ちびまるこちゃん」

子どもの頃は、よく出来た表側の人形たちは小難しい題材のもので生き人形のようでおそろしく、裏面のアニメ山笠のほうばかり見ていたことを思い出します。






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川端商店街に移動して。「義経千本桜」

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「ドラえもん」

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今回見た中では一番美しかった「博多風神雷神恵」

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走る飾り山。

現在では担いで走るための御輿と見て楽しむだけの飾り御輿に分けられていますが、江戸や明治の初めごろまでは飾り山のように大きなものを担いで走っていたようです。以前に古い写真を入手したことがありますが、木造2階建ての家が立ち並ぶ街筋を道幅いっぱいの御輿が走っていて、家の2階から前を通る御輿を見上げるように見物している人が写っていました。担ぐ人も今のように水法被を着ておらず締め込みのみの裸同然の格好でしたのできっと明治の半ば以前のものだとおもいます。周りには御輿より高い建物などなくほんとうに年に一度の山笠は興奮を誘うものだったろうと思われます。

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商店街を突き抜けると、この祭りの本舞台である櫛田神社です。土砂降りの中、ご年配の参拝客を多数お見かけしました。




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キャナルシティの飾り山は歌舞伎十八番の「暫(しばらく)」

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裏面の「さるかに合戦」両面ともに良く出来ているのは少なく素晴らしかったです。小さな子供が見たらおびえるんじゃないかと思うほど臼も栗も本気の顔。さらには真中の部分もちゃんと鑑賞に堪えるよう、鯉の滝登りがあって感心いたしました。

海の家料金表ほか入荷

強風!強風!吹き荒れる風の中、ご来店くださいます客様に感謝。以下直近入荷分です。





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コンパクトな整理箪笥。

最近ではお部屋にクローゼットが備え付けの家も多いようですが、タンスも一度使ってみるとその使い勝手の良さにもう一台、という方も多いです。

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濃すぎず薄すぎずの木色ですでにおうちにある家具と喧嘩しません。

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サイズは横幅85センチ高さ101センチ奥行き39センチ。

全体のデザインも和室にも洋室にも馴染む中庸のデザインですし、タンスの場合は引き出しの高さが重要で衣類を重ねすぎずにたっぷり収納できるよう計算されたつくりになっています。特に和服の場合は着物を二つ折りにした畳紙がちょうど入る大きさ、ゆったり収納で3枚、衣装持ちさんなら4枚重ねて収納できます。プラケースよりも収納力があります。

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引き出しの中の板も厚みのあるものを使ってあるので、全体の重量としては小さい割にかなり重め。軽いと移動が楽である代わりに安定性が悪くなります。身長の低いわたしのような人間でも楽に出し入れのできる高さで使い良いです。

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持ちやすく格好のよい引き手。

安くて好きな分だけ買えるプラケースも良い点がありますが、箪笥という家具をとりいれることによって、たとえ借家でも借り暮らしでなく地に足のついた生活が営める気がします。







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モケット張りの椅子。椅子…というよりも腰掛けに近い。

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ひじ掛けや背もたれがあるわけではないので長時間座るための椅子ではありませんが、座り心地の良さでお尻に根の生える椅子です。座面のナミナミがポイントか。

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座面は苔色のモケットに張り替え済み。

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しかし毎回思うに、木をこうして波打ったようにしたりUの字に曲げたりってすごい技術だなと感心します。








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昭和36年の和白海水浴場組合既定の海の家料金表。

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かかり湯とかかり水と水シャワー湯シャワー、選択肢も多く。

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貝掘りの熊手はひとつ10円。焼酎はアルコール度数20度と25度で10円の差。この差は大きいね。