博多祇園山笠

子どものころから夏になると山笠があるのが当たり前だったので、今まで何とも思わなかったのですが、1241年から769年!もの長きにわたり今日まで行われている祭りだと思うと、すごいなとしみじみおもいます。昨今では地方の祭りは形骸化し、観光客寄せのためのものがほとんどになりつつあるなか、本来の神事としての意味を失わず機能しているのがすごいと思います。

転勤などで福岡にいらした方は、山笠に参加するいわゆる「のぼせもん」が平日に会社を休んだり、昇進を棒に振ってまで山笠のために転勤を拒否したりすることに驚かれるようです。また平日に主要道路が山笠のために通行止めになるし、主要な地域では建物の建築、解体は一切ストップします。山笠とは関係ないビジネスマンとか配送業の人は大変だろうなと毎年思います。

幸いなことに?こけしの身内にはのぼせもんがいないので、毎年飾り山を見物して鉄鍋で餃子を食べてビールを飲むくらいのあっさりした山笠見物ですが、博多の夏の風物詩、写真だけでもおすそ分け。

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ソラリアプラザの中の「水郷柳川文化薫」

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なぜかソラリアプラザ内では高千穂の夜神楽が真昼間に舞われていました。ピーヒャラピーヒャラ。



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新天町の飾り山。人だかりで近寄れず。しかしこの人だかりは選挙の演説を聞く人々。

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新天町飾り山の裏面。非常に簡素な「ちびまるこちゃん」

子どもの頃は、よく出来た表側の人形たちは小難しい題材のもので生き人形のようでおそろしく、裏面のアニメ山笠のほうばかり見ていたことを思い出します。






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川端商店街に移動して。「義経千本桜」

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「ドラえもん」

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今回見た中では一番美しかった「博多風神雷神恵」

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走る飾り山。

現在では担いで走るための御輿と見て楽しむだけの飾り御輿に分けられていますが、江戸や明治の初めごろまでは飾り山のように大きなものを担いで走っていたようです。以前に古い写真を入手したことがありますが、木造2階建ての家が立ち並ぶ街筋を道幅いっぱいの御輿が走っていて、家の2階から前を通る御輿を見上げるように見物している人が写っていました。担ぐ人も今のように水法被を着ておらず締め込みのみの裸同然の格好でしたのできっと明治の半ば以前のものだとおもいます。周りには御輿より高い建物などなくほんとうに年に一度の山笠は興奮を誘うものだったろうと思われます。

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商店街を突き抜けると、この祭りの本舞台である櫛田神社です。土砂降りの中、ご年配の参拝客を多数お見かけしました。




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キャナルシティの飾り山は歌舞伎十八番の「暫(しばらく)」

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裏面の「さるかに合戦」両面ともに良く出来ているのは少なく素晴らしかったです。小さな子供が見たらおびえるんじゃないかと思うほど臼も栗も本気の顔。さらには真中の部分もちゃんと鑑賞に堪えるよう、鯉の滝登りがあって感心いたしました。

海の家料金表ほか入荷

強風!強風!吹き荒れる風の中、ご来店くださいます客様に感謝。以下直近入荷分です。





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コンパクトな整理箪笥。

最近ではお部屋にクローゼットが備え付けの家も多いようですが、タンスも一度使ってみるとその使い勝手の良さにもう一台、という方も多いです。

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濃すぎず薄すぎずの木色ですでにおうちにある家具と喧嘩しません。

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サイズは横幅85センチ高さ101センチ奥行き39センチ。

全体のデザインも和室にも洋室にも馴染む中庸のデザインですし、タンスの場合は引き出しの高さが重要で衣類を重ねすぎずにたっぷり収納できるよう計算されたつくりになっています。特に和服の場合は着物を二つ折りにした畳紙がちょうど入る大きさ、ゆったり収納で3枚、衣装持ちさんなら4枚重ねて収納できます。プラケースよりも収納力があります。

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引き出しの中の板も厚みのあるものを使ってあるので、全体の重量としては小さい割にかなり重め。軽いと移動が楽である代わりに安定性が悪くなります。身長の低いわたしのような人間でも楽に出し入れのできる高さで使い良いです。

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持ちやすく格好のよい引き手。

安くて好きな分だけ買えるプラケースも良い点がありますが、箪笥という家具をとりいれることによって、たとえ借家でも借り暮らしでなく地に足のついた生活が営める気がします。







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モケット張りの椅子。椅子…というよりも腰掛けに近い。

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ひじ掛けや背もたれがあるわけではないので長時間座るための椅子ではありませんが、座り心地の良さでお尻に根の生える椅子です。座面のナミナミがポイントか。

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座面は苔色のモケットに張り替え済み。

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しかし毎回思うに、木をこうして波打ったようにしたりUの字に曲げたりってすごい技術だなと感心します。








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昭和36年の和白海水浴場組合既定の海の家料金表。

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かかり湯とかかり水と水シャワー湯シャワー、選択肢も多く。

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貝掘りの熊手はひとつ10円。焼酎はアルコール度数20度と25度で10円の差。この差は大きいね。

真鍮ドアノブほか入荷

久々のお天気。今年は七夕の夜にきれいな星空が期待できそうです。梅雨の真っ只中に晴天を望むほうが無理な話だと思いますが、お空を眺める織姫、彦星の七夕なら旧暦の7月7日(今年は8月の16日)のほうがよさそうです。現在の暦での7月7日では月齢が一定でないため晴れていても、輝きの淡い天の川にはお目にかかることができないことも多いようです。その点、旧暦の7月7日は月が地平線に沈む時間が早く、月明かりの影響を受けにくい月齢に当たるようになっているので、天の川を見ることができる確率も高いようです。

個人的には現在の暦の7月7日は乞巧奠(きこうでん)として、技芸の上達を祈願するようにしています。お隣の奥様の子供のころは、毎年早朝に里芋の葉っぱにのっている朝露をとってきて、その水で墨をすり文字をしたためて習字の上達を祈るという行事をしていた(させられていた?)そうです。優雅というか時間に余裕があるというか…美しい風習だと思います。




さて、前置きが長くなってしまいましたが以下直近入荷分です。

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不思議な形の一人掛けソファ。






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踏み台。

この手の踏み台は、台形のお腹部分に結構な空間があり、何でも入れられるのが非常に便利です。いつも使うもので収納場所に困るもの、すぐ取り出せるとこに置いておきたいけど見えると格好が悪いもの、など。個人的には金槌と燃えるごみ用の袋を入れています。





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デッドストックの真鍮製ドアノブ。

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これでワンセット。

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長年人に掴まれ続け、とげぬき地蔵のように摩耗したドアノブもよいですが、古いのに誰も使っていない。というのもなかなかに良いものです。

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鍵もふたつ付。






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ストレートのタンブラー。こういうのでハイボールも洒落てますな。





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マルティグラスのリンゴとフクロウ。

その暑苦しさで夏場に見たくない置物の1,2を争うマルティグラスですが、こんな透明のものだと許せます。無闇にたくさん入った気泡が三ツ矢サイダーのようです。

東洋陶器の洗面台ほか入荷

いよいよ7月です。今年もあと半分、精一杯頑張ります。以下、直近入荷分です。





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ホヤガラス製のアイスティーセット。

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涼しげな透明ガラスでアイスティーはもちろんハーブティーでも。ソーサーが大きめでレモンなどを添えるのにも配慮。カップのつまみのデザインもひねりが効いてます。






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コダックのパナトミックフィルム。


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美しさを必要とされていない部分にも素敵な配色、おしゃれなデザインがあった昔の日本は良い国だったなぁと思います。







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おしゃれ缶。






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アウトドアではおなじみのフュアーハンドランタン。ドイツ製。

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灯油を燃料とするランプです。シンプルな構造で女性でも気軽に使える操作性の良さ、優れた製品だと思います。ハリケーンランプなどとよばれますが、防風性が高く屋外使用にも適します。

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見慣れない人には珍しい炎の形状ですが、観賞用として求める人も多いようです。

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ガラスホヤも信頼のドイツ、ショット社製。

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外箱、替え芯2個、説明書付き。







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東洋陶器製の洗面台。

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1964年、昭和39年製です。パテントNo,入り。

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蛇口はパッキン要交換ですよ。切れ込みの深いハンドルが、蛇口マニアにはたまりませんね。

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左サイドには石鹸置きスペース。排水も完璧。







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アルミの押し寿司器。

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蓋をとったところ。






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パーカーのルーペ。

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レンズ縁なども小洒落た作りで、おとなの男の道具。