「おしゃれな古道具」の落とし穴



当店は「おしゃれな古道具屋」ではありません。



お洒落さというのは要は意外性であると思っています。ここ数年のおしゃれな古道具というものの走りになったのは、センスの良い女性コーディネーターの方がこぎれいな部屋に古い木製家具などを配置して見せた雑誌だと思うのですが、ここから古い木製家具はかわいいという構図ができあがったのでしょう。ただし古い小引き出しやガラスケースはそれ自体がカワイイという性質のものではなく、若い人が古い家具を使うという対比が新鮮で面白く洒落ていると感じたのだと思います。

そうしたおしゃれ雑誌のスタイリングと同じものを探すために古道具屋や骨董市などを探しまわった人は、一通りそれら欲しいものが揃い冷静になって家の中を見回してみたときに、これっておばあちゃんの家? と茫然とした人も多いのではないでしょうか。

一方、築年数の古い家で古い家具や雑貨類に囲まれつつ、おしゃれに暮しを楽しんでいる人もたくさんおられます。そうした人は、古ければ何でもいいというのではなくそのもの自体の品質の良さがわかる人です。一時の流行で「おしゃれな古い木製家具」を買ってしまった人は今頃、なんでこんなものをお金を出して買ってしまったのだろう…と思っている人もいるかもしれません。骨董市で満面の笑みを浮かべ、肥桶(糞尿を運ぶ桶ですよ)を担いで持ち帰る若い女性を見かけたこともあります。たしかに古い木製の道具には違いないんですけどね。



そもそも「古道具がおしゃれ」なのではなく、「質の良い古道具をその人らしく使いこなした生活」というのがお洒落なのです。



雑誌に載っているのと同じモノが欲しい、とか友達が持っているものと同じものが欲しいというのではなく、素材の良し悪し、作りの良し悪し、本当に自分が好きかどうか、モノときちんと向き合ってお買い物した人はこれからも飽きることなく良い古道具と暮らしていけるでしょう。良い古道具は飽きがきません。一緒にくらすとともに成長があり、大事な暮しの一部になってくれます。どうかみなさま「おしゃれな古道具」の落とし穴に落ちないよう、いや落ちたとしてもその衝撃で目を覚まして自分の好きなものを見つめ直し穴から這い上がって自分だけの古道具道に邁進していただきたいと願っています。



商品入荷のお知らせ

疲れた時はやっぱり猫を吸うのが一番ね。猫のおなかに顔を埋めて大きくスニッフィング。ハァ?猫キマッタ! 猫中毒に注意。




以下直近入荷分です。

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ガラスのショーケース。ひょうたんのようなガラス板と欧風な金色の支柱がとてもモダンですが、戦前のものです。とても洒落た和菓子屋さんで使われていました。





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つるりと丸い乳白のガラス電傘。大と小。

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こちらはガラスにダイヤガラスのような文様が入っています。点灯すると光が透けてとても美しいです。
電傘には専用のソケットも一本2500円で別売りしています。現行品と古いものと両方ありますのでお好みでどうぞ。







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ノリタケの土瓶と湯呑のセット。

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ノリタケはノーブランドのものに比べて水切れが良いです。デザイン性だけでなく使いやすさにも配慮したところに底力を感じます。

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「朝あけ」シリーズ。







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ぽってりした切子の青いガラス中鉢。





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氷皿、2種。

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まだ寒いので、シンプルにゆでたての白玉団子に白蜜だけ、というのもおいしいです。









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木製水銀温度計。

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文字が読めないと何度かわからないね。








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アルマイトのメジャースプーン。

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計量スプーンって、3本くっついているものが多いですが、使いにくいことこの上ない。これなら目盛りに沿って注ぐだけで一発計量、よ。






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琥珀色のガラスコップ、ソーサー付き。

この手のガラス食器は、どうしても使っているとエッジが立っているので欠けてしまいます。無傷のものを探すのはかなり骨の折れるものです。ソーサーがあるとおもてなし度がぐっと上がります。洗う時は石鹸で滑ってさっくり手を切ってしまうことがありますのでゴム手袋着用をおすすめします。





そのほかノリタケの食器類も入荷してます。

JUNK YARDにて

今日はお休みなので西新のシブシャンカルでカレーを食べてから、鳥飼のJUNK YARDを表敬訪問してきました。



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2009年の4月に茶山から現在の鳥飼のほうに移転されています。




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店内。




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こちらは女性オーナーですので、女やけんよう気が付きますと…といった心配りがうれしいですね。




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一転、商品のセレクトはうちよりもずっと男らしいジャンクものがあったりしてそのギャップが楽しいです。





撮影許可を得て、いくつか個人的に気になったものを撮らせてもらいました。

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気味の悪い妙に手足の長い人形。

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これ、目つきもすごいですが、木彫だと思いきや、陶製。なんだか店の片隅からすごいオーラを発しています。

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割に中身が残っているのに、カピカピのセメダイン。キャップが欠品しているところが何となく緊張感を強いていて好きです。

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一番気に入ったのは、この人形。風に吹かれた頭の感じとこの爪先立ったポーズがすぐに真似たくなります。かわいい。




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そして看板犬の、デンくん?ドンくん?どっちだっけ?何回聞いても忘れます。受け口のかわいい犬。




誰もたどり着けないホームページも作ったの?って言ってました。JUNK YARDで検索しても、全然出てこないそうです。ブログもありますので下記からたどってください。住宅街の中ですが、意外と地下鉄七隈線の六本松駅からも徒歩圏内ですしバス停の別府橋から近くです。みなさまもどうぞ足をお運びくださいませ。



JUNK YARD (ジャンクヤード)

住所   〒814?0103 福岡市城南区鳥飼5?11?14
電話   092?844?5330
営業時間 12:00?19:00 不定休
URL http://www.geocities.jp/junkyard511/

枕時計入荷

フランス製の枕時計入荷してます。

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キャリッジクロック、日本名では枕時計ですが、旅行などに持っていくちょっと高級な目覚まし時計です。戦前の輸入ものですから一般家庭によくある目覚まし時計ではなくてちょっと上流階級のお洒落さんの持ちモノですね。

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時刻を知るという機能面を最優先したシンプルな文字盤です。

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機械の動く音もチチチ、と軽快な音。機械部分が見える、というのはどうしてこうも人を興奮させるんでしょうね。不思議です。

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目覚ましのベルがこれまた特筆すべき、鈴のような澄んだきれいな音です。

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おんぼろの皮ケースに入っています。たくさんの外国に連れて行ってもらったのでしょうかね。年長者に敬意をはらうように、自分よりも長くこの世に存在している古い道具たちには「敬意をもって扱わねば」と思わせる威厳があります。

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皮ケースの覗き窓を引き抜くと、ケースに入れたままでも時刻が見られます。サイドにはちゃんとねじを入れるポケットもあって風格ある時計です。オーバーホール済み。あなたの人生のおともに如何でしょうか。

商品入荷のお知らせ

今日はまた寒いですね。うちはまだしっかりストーブ使ってます。猫もぬくぬくです。




以下昨日入荷分です。

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縦長のガラスケース、追加で入荷。前回の分よりもひとまわり小さめです。ガラス棚板3枚の4段です。





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小ぶりなコーヒーテーブル。

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絵具のパレットのようなのびやかな形です。春から新生活をはじめる若者のワンルームにも、大きなソファのある家族の居間にも。ちょっと一服のコーヒータイムに。






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チーン、といって呼ぶアレです。割に新しい道具だと思っていたら、こんな古い手合のものもあるんですね。







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簡易本立て。仕切りの位置が好きなように変えられるところが実用的です。







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薄桃色のガラスのハト親子。まるでスアマのようで愛らしいです。







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ガラス大鉢。苦みのある春野菜をたっぷりとサラダで。タケノコもサラダにするとおいしいです。








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紅茶はなるだけ厚手の大きなポットで入れたほうが一人前でもよりおいしくいただけますね。







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東洋陶器のティーセット。

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シュガーポットとミルクピッチャー。

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儚げな陶器の質感と細部まで凝った作りがいかにも戦前の余裕ある日本製。

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昭和13年から18年の製造だと思われます。KOKURA JAPAN。







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涼しげな青い四角のガラス大皿。







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果てしなく豪華な印象のイタリア製キャンドルスタンド。美輪明宏氏くらいにならないと使いこなすのは難しいのではないかと…

商品入荷のお知らせ

わが小唄の師、蓼胡睦師匠の師籍28周年の記念小唄会も無事に終わりまして、ほっと一息。いろいろな人とお話しすることができてありがたい。仕事がよくできて忙しい人ほど寸暇を惜しんで趣味に没頭している。人生を楽しむ方法を知っているおとなの男性は素敵。








以下直近の多国籍商品入荷です。


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電気行灯(あんどん)。

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ほのかな明かりの豆球と

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クールな明かりの蛍光灯。

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ナショナル製。






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おばさん趣味ではない、きわめて上品なフランス製シェード。

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点灯するとレリーフが美しいです。





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紳士のスポーツの木箱。

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中はレッドカーペットで。






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ただ古くなって行くのでなく、美しく経年変化するというのはこういうことですね。

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MAGNALUXのスタンドライト。

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パテントNo,入りの1920年米国製。






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天秤ばかり。






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美しく竹の巻かれたガラスシェード。和素材ですが、モダンデザインです。





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ドイツ製カラフルなマガジンラック。







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HOYA硝子の灰皿。







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姿の良い四角の4枚扇、扇風機。コンパクトでお部屋のインテリアを邪魔しないデザインが素敵です。

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ゼネラル製。ブンブン回ります。






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プレスガラス小皿。日中の気温がちょっと暑いなと感じるころになると、ガラス食器が恋しくなります。





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シンプルなカットガラス中皿。冷や奴も格別においしくなります。






商品入荷のお知らせ

先ほど我家の縁側の湿度計を見たら30%を切っていた。どうりで顔全体に縮緬じわが…



以下、本日店頭に入荷分です。


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白いベークライトの時計。ベークライトとはつまりフェノール樹脂でとどのつまり、プラスチック。

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一日巻き(毎日巻かなければならないということ)の目覚まし時計です。オーバーホール済みです。







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こんなに肌寒いのに扇風機はまだですか?のリクエストがあったので。明電舎のゾウの肌の色のような灰色の扇風機を。

去年から古い扇風機は発火するので使わないようにとの喧伝がなされているが、古いものを古いまま使い続ければガタがくるのは当然であるので、なぜに生産者はホコリをとったり油を差したりの簡単なお手入れ方法を通達しないのか。作った側が「古いものは使わないで捨ててください」ではそれこそ無責任である。







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魚の蓋付容器。






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陶製かぼちゃの薬味おろし。






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このランプのオリジナルの傘は欠品してましたので、別のものをつけてみました。






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琺瑯の小ぶりなタライ。

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底面に足が少しあります。






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アルマイト保存缶。塩壺や砂糖壺に。






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厚手のタンブラーにロングタイプ、追加で入荷。ハイボールにもね。








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以前にも全く同じものがありましたが、うさぎの簡易本立て再入荷。