2008/04/10
みなさま、お使いの
石油ストーブの具合はいかがでしょうか?
今年は桜が散ってもまだ肌寒い日が続きますが、もうそろそろしまおうかと考えていらっしゃる方も多いことでしょう。もしくはもうとっくに押入れにしまってしまった方も。当店で
石油ストーブをお買い上げ頂いたお客様にはシーズンオフ時のしまい方もご説明の上、店主の手書きの説明書もお配りしておりますがリサイクル店やネットオークションでご購入なさった方のために以下に記します。末永く使っていただけますように。
石油ストーブのしまい方1 まず、タンクに残っている灯油をポンプで抜く。このポンプはもちろん給油するときに使うものです。出来る限り抜いたら、残りはクッキングペーパーなどで吸い上げるなど各自工夫して出来るだけタンクに灯油を残さないこと。
注意 灯油がなくなるまで火をつけておけばいいと安易に考えがちですが、これは絶対にやめてください。芯が燃えてしまいます。参考 灯油も妻も新しいほうがいいようで、今年の冬まで取って置いて使ってもかまいませんが嫌なにおいがします。残った灯油は猫がウンチをして困る、などといった場所にまいておくと寄り付かなくなります。ただし火の気のないところで。
2 芯の掃除をします。煤、燃えカス、ホコリ、汚れを取ります。真鍮製のやわらかいブラシがホームセンター等で売ってます、安いです、のでそれで歯を磨くようにきれいに掃除します。きっとびっくりするくらいごみがたまっています。はずせる部品は外してタール汚れをきれいに落とします。以下、アラジンの場合。
注意 部品を取り外す際は、芯の頭にぶつけないようにしてください。乱暴に扱って傷などがつきますと正常な燃焼に差し支えます。
ストーブの内部の部品は結構鋭利な部分があるので、手を切ったりすることがよくあります。手袋等を付けて用心してください。
3 ストーブ本体の全体をミシン油などをごく少量含ませた布で拭いてあげる。ミシン油や機械油などホームセンターで安価に手に入ります。
4 共箱があればそれに入れて保管するのがよろしいですが、なければ新聞紙等で包んで適当なダンボールに入れて保管します。その際に、除湿剤等入れれば完璧です。
注意 屋外、ベランダなど雨の当たるところには置かないでください。車庫兼倉庫のようなところも湿気が多いので避けてください。湿気が多いと確実に底板やストーブの下のほうから錆びがきます。来シーズンは、新しい灯油を使用してください。給油してから一時間ほど置いて、芯を上げてください。灯油をしみこませるためです。もし、ハンドルを回しても堅い、出てこない、などというときは無理に回さないでください。錆がきていて、芯が固着している場合があります。無理に回すとギアが壊れて使えなくなりますので、分解清掃が出来るところに相談してください。
以上、ご参考になりましたでしょうか。芯は、空焚きなどで傷んでいなければ、3?4年は使えます。ただ、お掃除はちゃんとしてください。長持ちさせるために。